嵐の合間を縫って、二日ぶりにフェリーが到着。
待ちに待った荷物がアトリエに届いた!
受け取った紙袋をはやる気持ちで開封し、
出てきたのは小さなダンボール箱。
長編はおよそ30cmくらいだろうか
そのダンボール箱を開けると、透明のプチプチに何重にも包まれた5cm角ほどの小さなケースが現れた。
むむむ!これはロシアのアレのようだぞと、慎重になり、小さなケースの中身をチェックしてみると、表側のガラス面越しにキラリと輝くダイヤモンドの姿が確認できた。
clear color diamond, brilliant cut, 0.09ct
出てきたのはこちら。
クリアカラーのダイヤモンドで、大きさは3.0mm弱。
これをずっと待っていたんです!
この小さな粒がはるか東京から海を渡ってきた。
そして、その東京にやってくるまでどれだけの海を渡り、どれだけの旅路を経てきたのだろう。
そう考えると、ただただ、“ありがとう”という言葉だけが浮かび上がってくる。
このダイヤが屋久島にあって、オレがいて、使ってくれる方がいる。
それって奇跡のようじゃないか。
キラキラと光の反射を眺めていたら、心の奥の方がキュッとなってきて、
さらに大きく大きく見てみたい!
そのような衝動に駆られてルーペを取り出した。
ああ、、石ってホント魅惑です。
いつまでも石を見ていたい。
ずっと石と近くに在りたい。
そのような思いを叶えるためにジュエリーを作って、
同じような考えを抱く方とそのジュエリーを分かち合えたらいいなあ。。
このイメージがジュエリーを作り始めた第一歩だったことを、不意に思い出しながらの
始まったネックレス作り。
今回は島の仲間にお作りいたします!