昨日訪れた桜の木。
この桜は緋寒桜という種類のもので、
屋久島では1月から2月の寒い時期に毎年開花を見ることができる。
屋久島の地図を時計がわりにすると、
3時30分あたりの場所に平野というエリアがあって、ここがわたしのお気に入りの場所。
緋寒桜は下を向いて花を開くので、
大きな樹の下に潜り込んで空を眺めると、
こちらを向いて一斉に開く花に囲まれていることに気がついた。
世界が一瞬にして変わる。
まるで祝福を浴びているような心地でありました。
昨日のマリッジリング完成
からの、
緋寒桜の流れがあって、
今日はその余韻を味わいつつ
アトリエでサンプルリングの発送準備などを進めていた。
左から右へ
シダ模様を彫り込んだリング 18k yellow gold
シダをかたどったリング 18k yellow gold, platinum900
こう見ると同じモチーフを使った指輪でも、
“彫り込む”のと“かたどる”ので大きく違ってくるのがわかる。
ただ、どちらも屋久島の暮らしから生まれたジュエリーなので、
雰囲気というか纏うオーラのようなものに、とても近しい部分があって、
2本を結婚指輪と婚約指輪に!
というアイデアは相性最高であることは間違いないだろう。
シンプルなラウンドスタイルのリングに誕生石をセットしたいのです!
そのようなリクエエストに答えて準備したのはこちら。
彼女と彼に合わせて作ったリングに、石のセット見本、
そして誕生石のサンプルは2月のアメジストと3月のアクアマリンであります。
アウトライン、素材、天然石。
このシンプルな組み合わせから生まれるジュエリーの可能性は無数にあって、
その中からお二人に合うものを、
お二人と一緒に探してゆく作業はまるで宝探しのようで、
シダの指輪も、誕生石の指輪も、
ここだ!というポイントに出会うために、
今少しずつ調整を加えながら進んでいるところ。
指輪が出来上がる前の、この道のりもまた楽しいものなんです。
作業の合間に食べたサラダ。
特に菜食というわけではないけれど、お昼はこんな感じで軽く済ませることが多いです。
屋久島サウスは鬼塚農園さんのたっぷり青野菜に
アボカドと砕いたアーモンド、カシューナッツ、クコの実をミックスして、
レモンと塩コショウ、醤油、オリーブオイルで作った簡単なドレッシングにザクザクと和えて出来上がり。
最近は大人になったからか、サラダにミカンを乗せて頂くのがやたらとウマく感じていて、
子供の頃はあんなにも嫌な組み合わせだったのになあなどと苦笑しながらモリモリ食べている。
夕暮れ時、
風が強く吹いてきたので、いつものビーチへ。
ここで30分ほど波に乗ってからの
アトリエに戻り、
すっきりとした気持ちで今このブログを書いています。
東京では大雪と聞きましたが、
みなさま暖かくしてお過ごしくださいね。
こちらも明日から少し、寒くなりそうです!