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繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

今回の焼きリンゴはアルミホイルに包んだリンゴを鉄の重たい鍋に入れて、超弱火で40分、そして余熱で30分ほど熱を入れて作ってみた。

 

出来上がりはジュワッと水分を含んで柔らかくって、

フォークを入れると、ざくりと軽く切り分けることができた。

糖度もこれまでよりもグッと高く感じられて、

なかなかの満足さんだった、焼きリンゴチャレンジ3日目。

 

気になる所があるとすると、

芯を抜かずにそのまま蒸し焼きにしているので、

その周りに少しエグ味が残ってしまうことかも。

 

なので、次はスライスしたリンゴを耐熱皿に並べてオーブンで焼いてみることにしよう。

次なるテーマが浮かんだのは、

スイスの友人が再びメールで送ってくれた、本場の焼きリンゴ画像に学びを得たからでありました。

こちらは焼く前の状態。気持ちの良い大盛り具合ですね。

こんなケーキも。

こんなケーキも!

 

いつか時間ができたら、自分で育てた野菜や果物を使って、

こんな風に焼き菓子を作ってみたいなあと思ってるけど、

一体いつのことになるのやら。

 

そうそう、最近は庭の片隅に小さな畑を作り始めたのですよ。

こちらは夏には収穫できるはずなので、

日々の料理も楽しくなりそう。

インゲンを山盛り収穫して、玉ねぎのみじん切りと一緒にバターでざっと炒めて、塩胡椒して、ビールと一緒に食べたいなあ。。ゴクリ。

 

料理は波乗りを始めた18才の時、ほぼ同時に好きになったのですが、

写真を撮ることも、物作りをすることも、その時にセットで、ググッとのめり込みました。

(サーフィンで旅をすると、自分で料理を作って、昼は写真を撮って、夜は工作をして遊ぶかギーターを弾くかなので。)

 

それが何十年経った今でも全く同じことをして毎日を過ごしているなんて!

iphoneはもちろんなくて、オーストラリアから日本に公衆電話からテレホンカード使って電話してたりしましたが笑

どんなに社会のシステムが変わっても芯の部分はずっと同じなのだなあと思うと、なんだかホッとします。

 

これから一体何が起こるんだろうか、

最近はそんな日々が続いているけれど、

“好き!”な部分をしっかりと抱いて歩んでいけば、なんとかなるのではないだろうかとも思っている。

変わらずに変わっていこう。

 

 

さてさて、今日のジュエリー作りです。

 

彼は幅広に、彼女はすっきり細身のデザインで、

同じプラチナを使って、

同じアウトラインを造形するように、

お二人の結婚指輪を作っています。

昨日の作業でくるりと巻いたプラチナ素材にさらに酸素トーチで火をかけて、

その両端をつなぎ合わせてゆきました。

 

一本の線の状態だと、硬いことは堅いけれど、

グッと力を入れると曲がるのですが、

一旦リング状になると、不思議。

どれだけ力をかけても変形しにくくなるくらいに強くなるのです。

 

繋がると強くなる。

それってなんだか夫婦のようでもあります。

2.0mm and 4.0mm in platinum

 

彼のリンングに続いて、彼女のリングを。

同じように溶接作業を施して、

しっかりと丈夫なリングが2本出来上がった。

 

さあ、いよいよこれからデザイン作りです。

手を加えるたびに少しずつ、息吹を帯びてくる。

鉱物ではあるけれど、手を動かすうちに、まるで生き物と接しているように感じることもあるんです。

散歩中に拾ったセンダンの花。

見上げて探してみたけれど、どこについていたかはわからなかった。

日も随分長くなりましたね。

暑くなると、なぜか夕暮れ時がワクワクします。

 

明日もどうか穏やかな日となりますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

スイスから屋久島への手紙。今日の焼きリンゴチャレンジ。オーダーメイドで、手作業で結婚指輪をつくること。

 

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