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雨上がり屋久島サウス、お二人の結婚指輪作り。大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

雨上がり。屋久島サウス。

新しい花が咲き始めました。

雨は降ったり止んだりだったので、

こんな時は焼きリンゴを作って、

ジュエリーを作って、

アトリエで一日を過ごすことにした。

 

焼きリンゴチャレンジは四日目。

今回は薄くスライスして耐熱皿に並べて、アルミホイルで蓋をしてオーブンに。

予熱なしの30分でジャストだった。

ウエット感、甘み、酸味、歯ごたえ、共に

この4日間で最高値をマークしたと手応えありましたことをここにご報告いたします。

 

素材の甘みってなんだかホッコリするのですよね。

体にも、心にも。

いろんな美味しさありますが、

能動的に感じに行く味覚って五感をいっぱい刺激してきます。

 

ジュエリー作りもそうで、

その造形はシンプルであればあるほどに、想いやそこから生まれたデザインのバイブレーションがダイレクトに伝わってくる。

 

お二人の結婚指輪作りもそう。

大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

そのようなテーマを抱いて今日もヤスリ握って手を動かしています。

いよいよこれから造形を施すことになったプラチナリング。

表面に細い罫書き線が入ってるのが見えますか?

角を少しずつ落として柔らかな曲線を作る工程で、

これがヤスリがけの大切なガイドラインになるのです。

まずは彼女のリングから。ガリガリ。

ここからはリングとわたしと鉄鋼ヤスリ1本だけ。

角度を変えて、力具合を変えて、黙々と造形を進める。

 

その作業の時々を動画に収めて短く編集してみたのがこちら。

なかなか工程が多くなるものですね。

 

 

 

作業は数時間続いて、

暗くなる頃、ようやくリングの表面に柔らかな曲線が現れた。

 

側面にしっかりと平面を残してあるのは、つけたときにすっきりシャープな印象が感じられるから。

表面の曲線がつくる優しげな印象との対比でお互いが際立つのは

チョコレートケーキのフランボワーズだったり、

魚のグリルとオレンジソースだったり、

肉野菜炒めに黒酢だったり、

相対するのテイストを組み合わせるのは

わたしの好物とするところであります。

2本のリングがお揃いの雰囲気を纏うように、

立て続けに彼のリングにも曲線を与えて、

今日の作業はここまで。

 

ありがとう。

お二人のこれからに希望を分けてもらいながら過ごした制作日だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

制作編

繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪