雨上がりの散歩道、いつもよりも少し足を伸ばして、お気に入りの場所に出かけた。
この辺りでは淡いブルー。手のひらよりも大きなものが時折風に吹かれてユラユラ揺れている。いま、島ではアジサイが満開なのです。
6月の湿度を感じながら、しばらくの間ここで佇んでいた。
やはり季節に季節のジュエリーを作りたいものだなと思いつつ。
これから始まる制作の工程をイメージする。
今年も雨の音を聞きながら、アジサイのジュエリー作りが始まります。
旬に間に合うようにと、アジサイリクエストをいくつかいただいている。
せっかくなので華やかな作業にしてみようと、シルバーとプラチナ、2種類の金属で花びらを一緒に造形した。
一つずつ形を変えて作って組み合わせて、出来上がったネックレスにリズムが生まれます。
何と言っても、時折こうしてバイブレーションを感じながら作ることができるのが嬉しい。
季節と対話するように進めるジュエリー作りは何だかお寿司屋さんの“旬を握る”みたいな仕事であります。
屋久島の暮らしに感謝感謝です。