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毎日つける結婚指輪だから。大切なつけ心地、オーダーメイドで柔らかに。#屋久島でつくる結婚指輪 #制作編

夏の音が聞こえてきた。雨上がりのアトリエです。

リンリンリン、チチチチチ、虫の音や雨の香りに包まれて、今日も結婚指輪を作っています。

 

屋久島から東京のお二人へ。

島の気配も一緒に届けたい。

 

 

葉っぱやしずく、かたちあるものは質感が好き。

同じ自然の中にある金属もそう。

つるりとしたり、ざらついたり、柔らかだったり、硬かったり、

とりわけ毎日つける結婚指輪ではその質感が心もちにグッと響いてくる。

快適なつけ心地、というテーマはデザインの中では少し目立たないけどとても大切。

 

 

さて、アトリエです。

ジュエリーでいうと、リングの内側部分は、魅せるためというよりか、自分に向かうような。毎日使うお気に入りのお箸や、お気にりの靴下みたいな感じかもしれません。

リングの内側を鉄鋼ヤスリで丸く造形しているところ。柔らかい指あたりを目指している。

夕暮れ時、窓際の光でカーブを眺める。ホワイトゴールドに島の緑が溶け込んでいくような。

 

色といえば、

彼女のホワイトゴールド、彼のプラチナ、今回は同じ白色系の素材を使って作り進めているのも楽しいところ。

屋久島の雨と “プラチナ×ホワイトゴールド”お二人の結婚指輪作り。

 

 

 

造形のひと段落したリングを重ね合わせてその色を眺めてみよう。

上がホワイトゴールド。下がプラチナ。

むむむ。これが組成の異なる素材の力なのだろうか。

まだまだ造形の途中だけど、それぞれにキャラクターが際立っている。

こうして手を加えるたびに息吹を帯びてくる様子と対面できるのは作り手ならではの幸せだなと思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

週末となりました。

みなさまこの6月をいかがお過ごしですか?

日もずいぶん長くなって来たので、最近は夕方6時くらいに作業を終えて海で7時半くらいまで過ごしています。

1日のどこかに自然を感じる瞬間があると、ふと力が抜けるものですね。

みなさまもどうか緩やかな週末を♪

いつもここに来てくれてありがとうございます!!