シンプルなラウンドシェイプ のマリッジリングをお二人の暮らしに寄り添うように作りたい、どこまで自分のスタイルを造形できるかチャレンジして。
シャンパンゴールドとピンクゴールドを素材として、海の向こうのお二人に届ける結婚指輪を作っています。
いよいよ作業も折り返し地点。
アウトラインを決めるツメとなる場面ではルーペを使って細部を削り落としていくことに。
パッと見たところでは区別がわからないくらいに細やかな仕事だ。
でも、小さくて細やかなタッチの繰り返しは、日々のつけ心地に響いてくるところなのだと思う。
お二人とはメールを通じて、サンプルリングをお作りして、動画を撮ってもらって、サイズ感を確認したりして、デザイン作りをともに進めて参りました。
新しいデザインの生まれる、ひらめきに満ちた時間だったなあ。
今日はそのリング部分の造形がひと段落したので、
完成の一足先に、その細部を眺めてゆきましょう。
左側がシャンパンゴールド、彼女のリング。7.5号
右側がピンクゴールド、彼のリング。18.0号
色違いでお揃いのリングは、ほんの少し、彼のリング幅を大きくボリュームを持たせて仕上げました。
横に並べると、こんなにも大きさが違うのだなあと、なんだか感動。
出会うことって素晴らしいなと思う。
お揃いのデザインだからこそ、色の違いにグッと惹きつけられます。
お二人の指輪作りでは、雨の季節が始まって、緑も、花々も、世界が色濃く彩られたのは素敵なタイミングだった。
島の色彩を、そしてゴールドの素材感を感じながら作業を進めています。
指輪作りが折り返し地点と言いますのは、
ここからさらに、リングの表面に彫刻を施していくからなのです。
指輪は手の中にあるものだから、さりげない細工もいつも自分の視界に入ります。
朝も夜も家でもお仕事の時も、ずっと身につけている結婚指輪はとくに、自分自身に響くジュエリーだなと思う。
お二人の大切な時間をデザインにしてリングにレイアウトすれば、いつでもどこでも、好きに囲まれて暮らすことができる。
結婚指輪+好きなこと
お二人の時間がデザインに息吹を吹き込む。
素敵な出会いじゃないだろうか。
雨と雨の合間、晴天の屋久島サウス。
ところで、
先日、ラウンドシェイプ のデザインを普遍的さつながりで“焼き飯”や“ショートケーキ”たとえていたら、焼き飯が無性に食べたくなってきました。
この日の焼き飯は馴染み深い家庭的なスタイルで。
チャーシューに、人参、ねぎ、卵、塩胡椒、醤油、とシンプルな素材といたしました。
シンプルな素材で作るものって、実は個性がより浮き上がって感じられて、
わたしは食べるのも作るのも楽しいのですよね。
みなさんはどんな焼き飯作ってますか?
シンプル派?エスニック派?冷蔵庫にあるもので作る派?
どうぞ美味しい1日を。
素敵なジュエリーライフを。