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紫陽花を手の中に抱くように。眺めていても楽しくなる、屋久島を感じる指輪作り

台風が去って紫陽花が咲いた、屋久島サウスのアトリエです。あの勢いに驚いて、間違えてしまったのだろうか。台風時の屋久島あるある。

 

ここ最近は雨が続いているので、アトリエにこもってじっくりと作業を進める時間が心穏やかで。

ポツリと咲いた紫陽花を窓の向こうに眺めながら、紫陽花の指輪を作る時間になんだかとってもミラクルなフィーリングを覚えている。

月としずく。屋久島の海からいただいた夜光貝を使って指輪とネックレスを作りました。

5つリクエストいただいたジュエリーも、もう4つ目なのか。

夏の初めから終わりまで、島の情景とともに歩んだジュエリー作りの時間がすでに懐かしい。

サイズを合わせて、微妙なボリューム感や細部のデザインをアレンジして進んできた、オーダーメイドの作業だ。

手作業の温かみをジュエリーに求めて。雨の屋久島、お花のエタニティーリングを作る

月に花にしずくに、実に屋久島らしいモチーフだと思う。

島の情景と、つけていただく方との出会いがあって、そこから生まれてくる新しい何かを、いつも楽しみにしている。

 

偶然の発見があったり、必然のようなタイミングに出会ったりもした。オーダーメイドならではの時間を愛おしく思いながら。

あと少しとなった作業を眺めていこう。

ランダムにかたどったプラチナの花を、思い思いのバランスで散りばめてゆく。

リズムよく、並んだり、でもたまに跳ねたり、

一つ一つ手を加える作業から生まれる響きを大切に手を動かしている。

自然のバランスに近づくことができるだろうか。

ぐるりと一周。花がつながると、いつも庭先に眺めている紫陽花のイメージが浮かび上がる。

ここでも素敵だけど、ダイヤモンドの装飾を加えると、今日の雨の雰囲気をまとうことができるだろう。

紫陽花の指輪は手の中に小さな世界を抱くようで、眺めていても楽しくなる。 屋久島を感じるジュエリーだ。

 

お花のリングはあと二つ。

早く手に取っていただきたい、でも、愛しい時間をもう少し味わいたい。

 

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