お使いだったピアスをリメイクして新しいジュエリーを、と声をかけていただいて制作を続けてきた指輪が出来上がりました。
アトリエではダイヤモンドとルビーの出会いに胸を踊らせながら、
目の前の素材を適切に調理する即興料理のように指輪作りを進めてきた。
しずくのネックレスに続いて、シルバー×天然石でさりげないお揃い感がうまれたなぁと、この夏を振り返りつつ。
ルビーも、ダイヤモンドも、歴史を受け継ぐ文化に馴染む素材だと思う。
硬く丈夫な石を使うプロダクトは、西洋建築などもそうで、磨いたり修復を繰り返しながら形を残し続けることになる。
ヨーロッパのアンティークジュエリーなどで、ダイヤモンドやルビーをよく見かけるのも、その硬さ耐久性に大きく寄るものだろう。
何か約束のような巡り会いがあって、彼女の元に、そして屋久島に渡ってきたこの石たち。
小さなリングに形を変えたルビーとダイヤモンドを眺めながら、何百年のはるかな時の流れに思いを馳せている。
その西洋の伝統にインスパイアされたのか、石枠にリングのミル打ちという伝統的な装飾を用いて。
すっきりと細身に仕上げてあるので、軽やかな今の暮らしに寄り添うと嬉しい。
そういえば、ハート型のモチーフを使うのは今回が初めてのことで、なんと!
究極のモチーフに触れてしまい、ビシビシと感じてしまっている新たな可能性。
想像していなかった出来事に出会えるのがオーダーメイドのジュエリー作りの素敵なところだと思う。
彼女にとっても、新たな発見詰まってるだろうか。
彼女と一緒に歩んだリメイクの作業があって、ワクワクしながらこの夏を過ごせたような気がする。
オーダーメイドのご相談はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
snsもやっています