シダの葉をくるりと巻いて、いよいよリングへと。海の向こうのお二人に届ける婚約指輪作りも佳境を迎えている、屋久島サウスのアトリエです。ここが一番楽しいところ。
シダの指輪は自然を遊ぶような感覚で作りたくて、まずは直線的に葉っぱをかたどって、後からリング状に造形すように進めてきた。
お二人と一緒に指輪作りを進めていると、婚約指輪は自由なスタイルが素敵だなと思えてくる。
シダの指輪は柔らかな風のようなイメージで、軽やかなつけ心地となるように作り進めているけれど、こちらまで柔らかな気持ちに包まれて作業机に向かっている。
海の向こうに届ける指輪と、海の向こうから届くギフトに、今日はありがとうを思いながら。
元気なシダの葉は反り返りながら内側に巻きついてゆく。島で出会うシダの葉の姿はもうイメージの中にある。
両はしが離れていると、金属をこうして曲げることは割に簡単だけど、
繋がってリング状になると、不思議。指では到底動かせないほどに硬くなる。
指輪をつけていると、もしかすると、支え合って強くなる何かを感じているのかもしれない。
左手の薬指は、体の中でとても弱い部分で、ググッと安心感を補ってくれる。
繋がり補い合いを感じるような、優しい指輪を作りたい。
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