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屋久島の暮らしとともにお二人の結婚指輪を作っている。夏野菜と雨とシャンパンゴールドと。

 

屋久島サウスのアトリエです。繊細なシャンパンゴールドの造形を進めることになって、ソフトなタッチで火入れを進めていくと、ゴールドも答えてくれるというか、静かに端正に反応してくれたのが印象的だった。ああ、こうやってリングに息吹が宿るのだなと感動する。今この瞬間というか、時が重なり生まれる造形に対面できるのは作り手ならではの幸せだと思う。

結婚指輪をお届けするお二人は大分で農業を営まれているので、きっと同じようなフィーリングを共有しているのかなと思う。作っている何かに与えてもらうことがたくさんある。育てながら育てられる、みたいな。とても小さいけれどよくできた循環があるなあ、と思う。

屋久島から海を越えて。同じ夏を分かち合いつくる、オーダーメイドの結婚指輪

さて、今日も日々の暮らしとともに作っている。わたしは料理の方だけど、夏野菜と、そして屋久島の雨とシャンパンゴールドと。

リングの幅は1.8mmととても細身。手作業の多いお仕事にフィットするように、スッキリとそして頑丈に作り上げてゆく。

スコールに心躍るのはなぜだろう。8月は突然の激しい雨を心待ちにしながら作業机に向かっている。

雨と晴れの合間に。

ジャガイモは弱火で長時間、ほっこりと蒸して食べるのが好き。今日はブロッコリーも一緒に、チーズを入れてざっくりと混ぜてみた。エビはオリーブオイルで焼いたのだけど、次はこれにレモンを添えてみるのはどうだろうか。パセリも良さそうだ。

屋久島の季節や暮らしがあって、そこにジュエリー作りが溶け込んでいる。作業でキューっとなった気持ちをいつもふわりと解きほどいてくれる。インスピレーションももらえるし!

お二人との出会いがあって、屋久島があって、今があって、一つだけのジュエリーが生まれつつあるなあと、造形のひと段落したシャンパンゴールドのリングを眺めつつ。

そうか、お盆休みか。いろいろ大変なことや嬉しいことありますが、まあゆっくりといきましょう。今日もありがとうございました。

写真は最近ウチに居候したがっているネコ。アピール中です。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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