屋久島サウスのアトリエです。お二人に結婚指輪をお届けする頃には、きっとアトリエの山茶花もいっぱいになっているだろう。作業の始まる前に、庭先で大きく深呼吸をして。
お揃いの素材、お揃いデザインを選んでくれたお二人だけど、微妙な寸法を変えて繊細さや強度を調整しながら作っている。彼のリングを造形してホッと一息のところまでは書きました。
彼女のリングは一回りリング幅を細くして、つけ心地軽やかになるように厚みをほんの少し抑えて作るのが今日の大切なところ。作業の手をゆっくりと、そして確かに進め続けてゆく。
同じだけれど少し違っている。でも少し違っているからこそつけたときに同じに感じることができる。
波と浜辺のような、海と夕焼け空のような、二つの金属が作り出す境界線に力強さを感じながら。
海からの帰り道。
鳥の羽ばたき待ちからの、アトリエに。なんとも昔話みたいな屋久島リズムが今日も流れている。
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