屋久島サウスのアトリエです。あと少しで12月。山茶花やツワブキの咲く大好きな季節は、大好きなシャンパンゴールドでお二人の結婚指輪を作っている。
土に触れて植物を育てながら暮らすお二人とは“好き”なことで繋がっていると思う。こちらは植物をモチーフに鉱物を素材とする日々。海を隔てて遠く離れていても、同じように大地を感じながら指輪作りの時間を分かち合えるのは嬉しい。
実のところ、島に暮らすまではこことは対極の街で生まれ育ってきたので、自然に対する憧れは人一倍あったのかもしれない。名前の知らない小花や冷たい空気、あたたかな光を確かめるように過ごす何気ない日々がいつまでも新鮮。
きっとこの花はお二人の場所にもあるだろう。寒く冷たく、でも豊かな作物が実る田園風景を思い描きながら。
シャンパンゴールドの素材はくるりとリング状になった。彼も彼女も同じ2.3mmのリング幅。なんだかもうこの時点でお揃い感が微笑ましくて!陽だまりの中でポカポカとしてしまった昼下がり。
結婚指輪は2本揃った時のバランスも大切になってくるので、時々こうして対にしながら作業を進めていこう。
手作業の多い日々で快適を与えてくれるのは丈夫なこと、そしてシンプルなこと。小さな傷がついたりするのも味わい深く、そして時折お磨き直しでリフレッシュをしながら、ずっと長く手の中にあるお二人のリングを思い描いている。
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