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屋久島から宮古島へお届けします!_結婚指輪  素材感とつけ心地について

屋久島 雨、浜木綿

近づく台風の影響で、今日の屋久島は一日雨降りでした。

それも久々の豪雨!

まるで梅雨まっただ中が戻って来たように冷たく重たい空気が流れていました。

 

こんなときは、雨音に耳を傾けながら制作をするのがもってこいで、

アトリエに籠ってマリッジリング作りを楽しんでいました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

屋久島から宮古島へお届けする指輪。

2本の指輪を形成後、紙ヤスリと精密ヤスリで全体を綺麗に磨き上げてゆき、

その工程が約8割ほど終了となりました。

 

スクエアタイプのリングはできるだけ金属の生っぽい質感を感じて頂きたいと思い、表面を人工的に削り込むこと無しに無垢のママの表情を残してあります。

一方、内側のアウトラインは緩やかなカーブをつけた仕上げとなっていて、

これはつけたときに柔らかいつけ心地となるように配慮したものとなっている。

 

素材感とつけ心地、という二つの事柄はマリッジリングの制作でいつも意識をしていることで、

それは僕の大好きな建築のエッセンスに影響を受けたものだろうなと思ってます。

誰かが使うという大前提に置いて、使い勝手とデザインを限界まで意識しつくす。

そうすると、出来上がってくるものがとてもシンプルで有機的なものになるのが不思議。

意識をすればするほどに、手を加えれば加えるほどに、自然の姿に近づいてゆくような気もします。

 

とくに指輪は金属と石からできているので、完全に土から生まれたものですからね。

それがうまく出来上がるときはいつも、無を感じるものとなるのかもしれません。

 

作業はここで一段落して、最後の仕上げを待つばかりとなりました。

実は最後にちょっとしたヒラメキが隠されているのですよ。

出来上がりをまたこちらでご覧頂ければと思いますので、どうぞお楽しみにしていてください。

 

それではみなさま、どうぞ素敵な週末をお迎えください!

僕は明日、土曜日のしずくギャラリーです!!