シルバーのリングに施したシダ模様を
ルーペ越しにチェックしています。
リング幅が約2.0mmなので、
この葉先一つ一つの細工が本当に細密!
繊細で軽やかなシダ模様が、ふわふわと空を漂う雲のようにも見えました。
私も大好きなシダ模様の結婚指輪
素材をシルバーで、ラウンドシェイプというのは
初めての組み合わせなのです。ドキドキ。
作業の合間にはシダをチェック
こんなペースで作り進めております。
見上げる情景が気持ちよくて、、、
ごろりと寝そべって空を眺めていると
チョウチョもやってきた。
ここ屋久島では
今、作っているジュエリーのモチーフといつも近しい。
ほんの身近にある植物たちがジュエリーになるなんて!
なんてシンボリックなのだろうかと我ながらに思ってしまう。
この指輪を選んでくれたお二人もまた、屋久島で暮らされているので
お二人にとってもそうかもしれない。
このシダ模様が
どこかルーツのような、
自分自身を証明してくれる何かに感じてしまうのです。
手前から奥に向かって、リング幅が少しずつ細くなっているのが見えますか?
鉄鋼ヤスリを使って、アウトラインに抑揚を持たせるべく造形を施しました。
その抑揚は一見わからないくらいで、
でも触って見ると確かに感じるくらいの微妙な変化で。
そう。
見た目よりも、実際に違いを感じるのは、つけた時なのです。
毎日つける結婚指輪だから。
つけ心地や使い勝手を大切にしたかった。
彼女は森で仕事をされているので
岩も登るし、沢にも入るし。
夜には光るキノコだって探しに行くだろう。
そのような暮らしにフィットするように、
リングの半分にしっかりとボリュームを持たせて頑丈さを保ち、
実際に目に入る後の半分を細く仕上げて繊細な印象を持たせる。
そのようなイメージ。
正面に向かうにつれて細く細く。繊細な印象。
レディースのリングはここからさらに変化を加えてゆきますよ!
今日からシダの指輪編です!!
散歩道で初めて出会った小花。
これが大きさ3ミリほどの小さな小さな花なのです。
まだまだ知らないことがたくさんあるものですね。
こんなジュエリーがあればどれだけ素敵なのだろう!
指輪にピアスにあれこれイメージ浮かんできているので、
明日もまた見に行こう。
そしてシダの指輪を作ろう。
しずくギャラリーもオープンだ。
もしかすると夕方には海に行くかもしれない。
週末がやってきましたね。
みなさまもどうぞ素敵なひとときを!