朝目を覚まして窓の向こうを見ると、青空が広がっていた。
実に久しぶりの晴れ間!
今日は良いお天気でした。
今日はジュエリー作りの道具についてのお話です。
こちらの金槌
指輪の表面に凸凹の質感をつけるための道具で、
長く気に入って使っているものなのです。
もう相当長く使われているので、古い!
でもとても手に馴染んでくれる。
私ごとではありますが、
ジュエリー作りの道具はできるだけシンプルなものを数少なく持つことにしています。
というのは、
シンプルで最小限の道具を使うと、イマジネーションたっぷりでジュエリーをつくることができるから。
なので、道具を選ぶときは、
本当に必要なものだけを自分で作るか、
長く長く使われてきた古い道具を手に入れるか、
気がつけばどちらかになっていた。
そして、この金槌は後者の方。
わたしが大阪を離れて屋久島に来ることになったとき、
尊敬する先輩の職人さんが譲ってくれたものなのです。
金槌の大きさはもちろん、柄の太さや長さまでカスタムされている手作りの金槌。
叩いた時に生まれるテクスチャーの微細な表情をオリジナルとするために、
先端部分の形状を真っ赤になるまで熱して、こだわりのカーブをつけて造形を加えあります。
それが全て形状違いで何本か。
自分で作った道具は、自分そのものでもあるのですね。
大切な魂のかけらをプレゼントしていただいたような気がしました。
表面をスムースに磨いたプラチナリング。
これからここに金槌で凸凹の表情を与えてゆくところ。
金槌をピカピカに磨いているのは、
打ち付けた時にその輝きがリングに写されるからなのですよ!
まるでスタンプのように。
10分だったのか、30分だったのか。
作業にあまりにも深く入り込んでいた。
気がつけばその質感が現れていて、
それはとても個性的なものだった。
やった!やったぞ!
ホッと一息したので、
休憩がてら、ノマドカフェさんにアイスコーヒーを飲みに行きました。
もうアイスコーヒーなのですねー。
こちらはもうずいぶん暑くなってきましたよ。
庭にはもうプルメリアの花が!
今日の水平線。
今日も屋久島にありがとう。
明日の制作を楽しみにして、
そして、
明日が穏やかな時間に包まれることをイメージしています。
そして、そして、
朝にこのブログを見てくれている皆さま、
今日も素敵な一日を♪
関連記事