いつもの散歩道からほんの少し分け入ったところに
いいシダ具合の場所を見つけた。
ほんの数メートルの間に
数え切れないほどの植物があって、
数え切れないほどの緑があった。
ここ、屋久島での暮らしでは
あたりを見渡せば、つくる喜びを与えてくれる植物たちがいっぱいで、
気がつけば、当たり前のようにジュエリーのエッセンスになっていた。
植物モチーフをスタイリッシュなジュエリーで楽しむことができればどれだけ素敵なことだろう!
そう考えるようになったのはとても自然なことだったのです。
屋久島の緑、空、シダ模様のシルバーのリング。
今日はメンズの造形作業を進めていて、
あと少しで現れる完成の姿が待ち遠しいというか、
ドキドキと胸が高鳴っていた。
メンズリングのリング幅が約4.0mm
幅広でしっかりしたアウトラインです。
しずくギャラリーでサンプルリングをお試しいただいた際、
これくらいしっかりとボリュームあるのが気持ちいい、というのが彼の感想で、
わたしもそれと同じように思った。
比重の軽いシルバーなので、しっかりボリュームでちょうど良いつけ心地となるのです。
昨日出来上がったレディースリングの流線型に対して、
メンズはシンプルにストレートのアウトライン。
鉄鋼ヤスリと紙やすり片手に柔らかなラインを削り出してゆき、
一日の終わりにアウトラインが現れた。
ああ、この感じ。
お二人と作ってきたイメージがカタチになった瞬間であります。
同じ島とはいえ、12時の位置から6時の位置にあるギャラリーまで足を運んでいただいた日々を少し懐かしみつつ、
いよいよこの指輪作りも完成を迎えます!
明日は2本揃ってご紹介させていただきますね。
どうぞお楽しみに!