今日は海に行ってきた。
晴れの日!春の日!
あまりにも心地よかったからだろう、
同世代なのに小学生のように身軽なリョーカが爽やかにビーチを走り抜けていった。
間髪入れず海にエントリーしたと思ったら、みるみるうちに沖に漕ぎ出していった。
海に入ってる時に見える好きな景色。
さらにぐっと近くに。
海に入ると、なぜだろう。
体が軽快になるのが佳い。
春の風が吹き抜けたように。
海からアトリエに戻り、
熱いコーヒーを二人分作って、自分用をコーヒーカップに注ぎ、裕子さんの分をポットに入れて、いざ作業机に。
今日はいつもの一日ブログであります。(嬉しい)
いつもの屋久島暮らしでとても馴染み深い海があって、波があって、
そのラインをイメージしながら削り出したシャンパンゴールドのリング。
仕上げ作業もあと一息となり、
アウトラインを光にかざしてチェックしています。
角度を変えるごとに見える新しい表情が面白くて、
何度も回転させてしまった。ぐるぐる。
いや、ここからがラストスパートなので、
ふわっとした気持ちを一旦引き締めて、
さらに細かい紙やすりで磨きをかけてゆくと、
シャンパンゴールドのリングにきめ細やかな表情が現れた。
アウトラインもそうなのですが、
今回こだわりたかったのは
金属の柔らかな質感。
土から生まれたシャンパンゴールドの質量を感じることができるように、
手作業で、マットに、有機的に、
丁寧に表面を仕上げました。
お仕事があったり、
わんぱくな子供達と一緒に過ごしたり、
日々の暮らし色々があって、
その中に溶け込むというか、
小さな傷がついたり、
たまに磨き直したりしながら、
指輪は家族の時間の一部になればいいなと思ってて、
そう考えると、
ずっと先まで受け継がれる金属は、やっぱり素晴らしい素材なんだなと感じます。
家族の時間とともに、ですね。
シュッとスタイルを感じるライン。
というのが密やかに温めていたメンズのテーマでありまして、
それがうまく現れた瞬間。嬉し涙。
これからつくるレディースのリングはもう少し柔らかな印象に仕上げてみよう、
でもしっかりお揃い感は持たせていこう、
そしてセットするダイヤモンドは。。
気がつけば、
まだ始まっていないはずの次の指輪作りを頭の中で始めていた。
楽しくなりすぎていた。