ここ三日間、屋久島サウスは心地よい春に包まれました。
波も大きかったので、毎日いつものビーチに通ってはジュエリーを作っていた。
ちょうど波のリズムをテーマとした指輪の造形を進めているところだったので、海からインスピレーションを得ることができて嬉しかった!
小高い丘のようなライン。
滑り台のようなラインもありました。
海で出会ったたくさんの思い出に満たされながらの
今日のアトリエです。
手にしているのは丸く繋げたばかりのイエローゴールドのリング。
10周年の大切な記念にと声をかけていただいて、いま指輪を作っています。
「波のリズムに包み込まれるようなフィーリングはどうでしょう?
指輪をぐるりとラインが繋がるデザインで。」
なぜか、するりと出来上がる指輪のイメージが浮かび上がったのは
お二人が結婚する前からの長い知り合いだったからだと思う。
さらに言うと、
彼はわたしの海の先輩でもあって、初めて会ったのは海に通う集合場所の大阪駅。
先輩は白いデリカに乗っていて、
そのときわたしは18歳でありました。
なので、この指輪を作っているときは
10年前だったり、いまだったり、25年前だったり、
いろんな時間を行ったり来たりしてしまいがちなのですが、
ここから始まる造形作業の間は意識を一つとして。。
脇目も振らず一気に削り落としました。
現れた波のライン。
手の中でゆらゆらと揺らしてみると、
イエローゴールドのきらびやかな輝きも感じられました。
先日出来上がったばかりのメンズはシャンパンゴールドで作りましたが、
レディースはイエローゴールドで、
色違いのお揃いデザインというのも素敵ですね!
あと少し、もう少しこの時間を楽しみたい。
明日もまたジュエリーです。
*
裕子さんがしずくギャラリーの壁にしずくマークを書いています。
そう思えば8年前の今頃は毎日真っ暗になるまで
ペンキを塗ったり、セメントを固めたり、タイルを貼ったり、大工仕事も造園も
二人でこの大きな敷地のギャラリー作りをしていたなあ。
と、今日は懐かしみ多めでもあり、
なぜかフレッシュな気持ちでもあり
いよいよ今週末からオープンです!
メンズ編