夕暮れ時、これからお届けする指輪を持って海まで出かけました
夕暮れ時、これからお届けする指輪を持って海まで出かけました
激しかった雨が上がって、仲間が海に集まった。
浜辺ではブーゲンビリアが大きくなっていて
ランチ立ち寄ったノマドカフェでは蓮の花も咲いていた。
雨で色々あった島にも少しずつ明るい雰囲気が戻ってきたことを確認し、ホッとしたのか、気持ちが高揚したのか、
朝の海で4時間休まず並みに乗り続け、アトリエに帰ってジュエリーを作って、日が暮れる頃には気を失うように眠ってしまった。
なのでこちらは昨日の制作記を。
早い時間に目を覚ましてすっきりした気持ちで書きました。
屋久島の自然を写し取り、お二人の指輪をアレンジするように進めてきました、シャンパンゴールドの結婚指輪作り。
レディースのリングを紙やすりでざっと磨き上げて、
いよいよ2本のリングの造形作業が終わった。
手のひらに乗せると、彼の大きなリングと彼女の小さなリングが重なり合って、なぜか嬉しくなりました笑
リング幅が2.0mmと3.0mm。
こうしてみて見ると、アウトラインはシンプルなスクエアシェイプのリングです。
でも、実は細部にお二人だけのデザインを施してあって、そのデザインが今回の指輪作りで3人が一緒に抱いたテーマでもありました。
「リングの厚みは薄くスッキリしていて欲しくて、側面にダイヤモンドをセットしたいのです。」
指輪作りが始まってすぐの頃にお二人が理想のイメージを伝えてくれた。
薄いところに、ダイヤモンド!?
これって逆の方向では。。正直ちょっと悩みました笑。
でも、ちょっと待てよ。。
その悩みどころを解決するような方法をデザインに落とし込めたら、よくできたスタイルのリングが出来上がるのでは。。
側面の面積をできるだけ大きくとるために、一部斜面をつけて、切り込みを入れて、、、、ふむふむ。。
そんなアプローチからお二人のリングデザインが生まれたんです。
デザインはいつだって必要から生まれるのが面白い。
ほんの小さいリングだけれども、オーダーメイドで進める指輪作りって、お二人の暮らしをかたどるような作業でもあると思う。
お二人の“好き”を集めてゆこう。“欲しい”を集めてゆこう。
月並みだけど、ピンチはチャンス。
皆さまも素敵なひらめきありますように。
早く仕上がりみてみたい!
私もそんな気持ちでいっぱいですが
指輪作りはここで少しだけ時間をおいて、
次は完成をここでご覧いただきますね。
今日もここにきてくれてありがとうございました。
制作編