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一人だけど、お二人と一緒に作ってるようでした。オーダーメイド プラチナ結婚指輪作り、最初の第一歩

屋久島の紫陽花 屋久島花とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのインスピレーション

朝になると久しぶりにスッキリ晴れ間が広がっていた。

まるで昨日激しく降った雨が島の空を洗い流したようだった。

散歩道にあるお気に入りの場所ではポコポコ紫陽花も増え始めてきた。

 

こちら屋久島サウスでは明日にでも梅雨入り速報が出そうだけど、

その前に大きく一呼吸といったとこだろうか。

今のうちに!と、今朝はいつよりも少し長い距離を歩くことにした。サンドイッチ、コーヒー、サーフボード 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイド結婚指輪のアトリエ

アトリエに戻ってコーヒーを入れて、半熟タマゴサンドを食べてからの今日のジュエリー作りです。

オーダーメイド結婚指輪の制作風景 屋久島ジュエリーのアトリエ プラチナリング   屋久島でつくる結婚指輪

くるりと巻いたプラチナの線。

ここまでは木槌などを使ってコンコンと曲げることができるほど柔らかな素材でありますが、

両はしを接続してリング状に造形すると、その途端にビクともしなくなるのが不思議なところ。

強靭な、何十年もの間使うことのできるリングとなるのです。

オーダーメイド結婚指輪の制作風景 素材と手紙 屋久島ジュエリーのアトリエ プラチナリング   屋久島でつくる結婚指輪

くるりとする前はこのようなカチリとした線状のプラチナ素材でありまして、

お二人と一緒にデザイン作りをして出来上がったサンプルリングと

お二人からいただいた手紙を近くに置いて、

これから始まる指輪作りの地図の代わりとした。

 

場面2 バーナとプラチナリング  オーダーメイド結婚指輪の制作風景 屋久島ジュエリーのアトリエ プラチナリング   屋久島でつくる結婚指輪

1000度以上の高温となる酸素トーチで火を当てて

場面3 オーダーメイド結婚指輪の制作風景 屋久島ジュエリーのアトリエ プラチナリング   屋久島でつくる結婚指輪

こんこんと。

10回、20回とハンマーで叩き、

プラチナの線をリング状に形成しています。

 

頑丈に。まん丸に。ぴったりのサイズに。

そんなことをイメージしながら作業机に向かっていると、

お二人と進めたデザイン作りのいろいろが何気なく蘇ってきて、

なんだかあたたかい気持ちに包まれた。

一人だけど、3人で一緒に作業をしているように思えてグッときた。

場面4 オーダーメイド結婚指輪の制作風景 屋久島ジュエリーのアトリエ プラチナリング   屋久島でつくる結婚指輪

幅2.3mm、厚み1.7mm、サイズ8号(のちの加工を経て厚み1.5mm、10号になります)のリングが出来上がって、

窓の向こうを見ると、空がオレンジ色に染まっていた。

 

うん。明日もきっと良くなる。

 

夕暮れ時の空 屋久島日々の暮らしとジュエリー 

最近は7時ごろになると広がる夕焼け空。

朝からずっと作業して、ここにたどり着くと今日もおつかれさまー、とホッとした気持ちになります。ホントいろんなことがありますが、できることって、ただただ1日をキュッと過ごすことだけなのかなあと思います。

明日も穏やかな五月の日となりますように。

 

制作編

屋久島に雨、月桃の花とプラチナ。そうだ、今日からお二人の結婚指輪を作りを始めよう!