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屋久島の自然を写し取り、お二人の結婚指輪をアレンジすること。雨の日、制作編

屋久島の雨、山々 屋久島雨とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのインスピレーション

しとしと雨降りの日。

ワクワクです。

屋久島のツユクサ 雨のしずく 屋久島雨とジュエリー 屋久島でつくる結婚指輪

葉っぱや花びらを飾る雫。

雨の装飾ってなんて美しいんだろう。

偶然のようで、ずっと前から決まってたようなバランスがあって、

理屈なしに惹きつけられてしまう。

いつも庭先でこのバランスを眺めるうちに、

このリズムを感じながらジュエリーを作り続けたい!

完全性を持つ自然の一部のようなジュエリーを作りたい!

そう思うようになたのはとても自然なことでした。

 

ちょうど今制作を進めている結婚指輪があって、

スクエアシェイプのリングにダイヤモンドをアクセントに飾ることになっているのですが、

おお、これは屋久島で学んだ得意なところです。と意気込んで作業机に向かってます笑

 

ずっとそこにあったように自然に、でもしっかりと存在を感じられるように。

デザイン作りの際に抱いていたテーマがありました。

オーダーメイドマリッジリングの制作過程 屋久島の紫陽花バック ゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

さて、今日の指輪作りです。

昨日の作業でリング状になったシャンパンゴールドのリング。

屋久島の自然を写し取り、お二人の指輪をアレンジするように作り進めています。

メンズとレディース、そして咲き始めた紫陽花。

オーダーメイドマリッジリングの制作過程 屋久島ジュエリーのアトリエ ゴールドリング 屋久島でつくる結婚指輪

さらにメンズリングの造形は進み。

鉄鋼ヤスリを片手に表面をガリガリと削り出してゆき、

 

場面2 オーダーメイドマリッジリングの制作過程 屋久島ジュエリーのアトリエ ゴールドリング 屋久島でつくる結婚指輪

メンズの造形がひと段落して、レディースも同じようにガリガリと。

目指しているのはスッキリ軽やかなスクエアのアウトラインであります。

 

今回はお揃いの素材、お揃いのデザインなので、ペア感いっぱいのリングが出来上がりそう。

リングはずっとつけているものだけど、

ペアの結婚指輪だと、こうして並べるだけで絵になるものですね。

作業台の上にある2本のリングを眺めていたら、ほっこりと優しい気持ちになりました。

 

楽しい指輪作りはまだまだ続きます。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

自然から生まれる。手の中で生まれる。[屋久島×シャンパンゴールド]一つだけの結婚指輪作り

自然から生まれる。手の中で生まれる。[屋久島×シャンパンゴールド]一つだけの結婚指輪作り

シダの緑色とイルミネーションのようだったランタナのマゼンタ、ピンク、黄色。

ここのところ屋久島サウスは色鮮やかで、光も眩しいほどになってきた。

そろそろ夏が近づいてきた合図だ。

 

そういえば、いつもジュエリー作りで使う素材のゴールドも

艶やかで、眩しくて、まるで初夏のひかりのようだなあ。

18k champagne gold

 

今日のアトリエです。

シャンパンゴールドの鮮やかさ!

 

この輝き、この色彩、この質感、

もともとは大地の一部だったものだと思うと、なぜか希望が湧いてくる。

とくに、このシャンパンゴールドには独特の有機的な質感があって、

ついさっきまで土と一緒だったような雰囲気さえ感じられました。

 

新しく始まった指輪作り。最初の第一歩。

鉄の芯がねに当てて、木槌でコンコンと叩いて、くるりとリングを巻いて、

火を当てて両端をくっつける。

昔ながらの指輪作りの工程。

丸く、美しく。コンコン。

リング幅3.0mm サイズ18号

日がずいぶん傾いてきた頃、

ずっと目標にしてきたリングの姿が現れた。

 

「シンプルなもの、丸状ではなく、平らでマットな表面仕上げ、

内側は磨いても綺麗かな、側面に何か石をつけたい、素材はシャンパンゴールドがかわいいなど、想像が膨らんでいます」

お二人からメッセージをいただいたのは3ヶ月ほど前のことでした。

 

ほんの一言で、ちょっとしたひらめきで、出会いがあって、そこから生まれる何かってホント奇跡のようだと思う。

お二人とここまで一緒に作り進めてきたデザインがカタチになり始めたのが嬉しかった。

 

今回お二人にお作りするのはスクエアシェイプの指輪。

自然の中から生まれる、手の中から生まれる、一つだけの指輪を作りたい。

 

屋久島でつくる結婚指輪