屋久島サウスのアトリエです。
雨上がりには庭先を散歩して、キラキラになった雫をチェックする。
この長雨もそうだし、素材がプラチナというのもあると思う、いつもよりも涼しげに作業を進めている、お二人の結婚指輪作りです。
まずは彼女のリングから。鉄鋼ヤスリを片手に、お二人と一緒に作ったイメージを形にするとき。一度だけのデザイン、今この瞬間から、一つだけの結婚指輪が出来上がる。ドキドキ。
虫の音も入っていて心地よいと思いますので、音声もぜひ。
さて、今日の造形作業です。
こちら、彼女のリング。いつもと同じ作業に見えますが、今回はいつもとは少し違う。
わたくしにとっても初めての作業となるので、背筋を伸ばして机に向かっております。
お二人とのデザイン作りでは、少しずつ“好き”をピックアップして、並べ直したり、時には減らしたり、また組み合わせたりもした。
オーダーメイドの指輪作りは、お二人のこれまでやこれから、時間を指輪という形に現す作業のようだと思う。
造形がひと段落しら夕暮れ時、西陽の下でそのアウトラインをチェック。
2.0mm すっきり細身のラウンドシェイプ のリングです。
プラチナは輝きの強い金属だからだろう。光のコントラストが強いシーンで、繊細なリングがとても力強く感じられました。
小さくてもどこまでも広がりを感じられる指輪になればいいな。
キラリと輝くリング越しに見上げる空が青い。
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