屋久島の森とダイヤモンドと。小さなゴールドのリングがまるでここで生まれたように見えました。お母様のダイヤモンドを受け継いでオーダーメイドした婚約指輪のお話です。
雨上がり、木漏れ日、川の流れ、鳥たちのさえずり、吹き抜ける風、屋久島の祝福にあふれていたキラキラ感。24秒の記憶。
大好きな花、オウレンも満開だった屋久島の森。彼女は小さい頃からここを知っている。彼女が婚約指輪を受け取りに島に来てくれたタイミングに、あれだけ降った雨が止んだのもタイミングが良かった。久しぶりにお会いして、リングを囲みながら、おめでとうを言えて嬉しかった。
それにしても屋久島の繋がりは不思議だ。彼女が初めて海の前のアトリエに来てくれてからもう10年が過ぎたのか。とても強い磁力を感じながら、春の森を歩く。
今では遠くになってしまった屋久島と大阪と、海を越えてデザイン作りをご一緒いただいてありがとう。お母様のお使いだったダイヤモンドを受け継ぐようにと作り進めてきた日々も大切な思い出です。
家族と屋久島とご結婚と。大切な想いを繋いでつくる、オーダーメイドの婚約指輪。
お二人とご家族の物語があって、屋久島があって、わたしがいて、初めて生まれたデザインが大好きすぎる。オーダーメイドのジュエリー作りは今を切り取るような作業だと思う。
結婚指輪との組み合わせも素敵だったので、もう少しその細部を眺めてみよう。
リングは細いゴールドの線と粒々、3粒のダイヤモンドでできている。雨上がり、雫のリズム。伝統的なスタイルと今暮らしに寄り添う軽やかさが出会う場所を求めて。
結婚指輪とダイヤモンドリングはペアになる姿をずっと思い描いていたけれど、こうして初めて目の前にすると、なんだかとても感激で!
桜も咲いたし、虹もたくさん見たし。屋久島とともにあったお二人の指輪作りだったなあ。
槌目模様、お揃いプラチナでつくる結婚指輪と屋久島の祝福。#屋久島でつくる結婚指輪
指輪作りはもう終わるのか、とほんの少し名残惜しくもありますね 笑 。でも、初めてお会いした10年前、あのときから繋がりが始まっていたのだと思うと、今はまだ通過点のようにも感じつつ。
これからもずっとよろしく。いつもありがとう。
ご結婚おめでとうございます。
屋久島でつくる結婚指輪
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