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大好きな植物でつながる、結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

サンフランシスコからお越しいただいたお二人と。

たくさんの距離を超えて、ついに屋久島でお会いすることができました。

幸せなひとときを、ありがとう!

大好きな植物でつながる、結婚指輪作りの始まりです。

 

お二人とは、お会いする前に、メールをしたり、音声通話をする機会もありました。

その中で、自然や植物への愛情が、お二人からいっぱい伝わってきたのを覚えています。

 

紫陽花、桜、ツワブキ、シダの葉。

彼女が大好きなお花をモチーフにしたリングを揃えて、わたしもワクワクしながらお待ちしていました。

 

漂うスローな島時間の中で、指輪を手に取るひととき。

 

まるで植物のように、静かに佇みながらリングを愛でる彼女。

「素敵だね!」と、歓喜の表現をストレートに伝えてくれる彼。

 

そのバランスというか、お二人の出会いが、とても愛おしく思えました。

 

確かに、指輪は「形あるもの」ではありますが、

その向こう側、と言いましょうか。

空気の中に漂う自然の神秘のようなものを大切に想う気持ちで、お二人とは繋がっているように感じています。

 

「生まれてくるリングが、どのような過程を持って、どのように育まれていくのだろうか?」

「作ったリングを、誰に使っていただけるのか?」

お互いに、それぞれの意思を抱きながら、同じ船に乗り、指輪作りの旅へとオールを漕ぎ出しました。

 

もしかすると、旅の目的地は、完成よりも、もっとずっと先にあるのかもしれません。

時折メンテナンスをしながら、リングを育んでいく、

お二人の暮らしに寄り添いながら、そのような時間をご一緒できることは、私にとって、何よりも幸せなことのように思うのです。

 

実は、この日。島の西側にある滝でお二人と待ち合わせをしていたのですが、

相談会を終えてふと気がつくと、もう日暮れが近づいていて、驚きました。

 

もちろん、お二人が選んでくれたのは、大好きな植物にまつわるデザインです。

予想していなかったチョイスになったのも、とても嬉しい出会いでしたね!

 

日暮れ前、庭先の緑がいっそう深くなり、

少し雨の匂いが漂い始めています。

赤い花びらを閉じ始めるハイビスカスが、1日の終わりを告げていました。

 

偶然のような、必然に導かれるようにして、

わたしたちの指輪作りは進んでゆくのでした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

森の響き。ラウンドシェイプのプラチナリング。#屋久島でつくる結婚指輪

小さな森の中でプラチナリングを眺めるひととき。

杉の葉の新緑が瑞々しい。

穏やかで力強い緑の中に、静かに佇むリングを見つめていると、このプラチナも、同じ大地から生まれてきたのだと、深く腑に落ちる。

まだまだ制作が始まったばかりだけど、この“響き”を大切に、指輪作りを進めていきたい。

 

 

冬のアトリエでは、ご家族とお会いすることができました。

屋久島が紡いでくれた、素敵なご縁に心から感謝しています。

屋久島での出会いと結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

 

この島に確かに漂う、強い磁力のようなものを感じながら、お二人の結婚指輪を作っている。

とても感覚的ではあるけれど、

空気に満ちる響きに癒される気持ちで、きっと、お二人と繋がっているのかもしれない。

森の響き。静かなる躍動。

 

さて、くるりとリング状に形成したプラチナリング。

鉄鋼ヤスリを片手に、その表面を削り出していく。

 

最初は荒い目を使い、大きく一周、もう一周。

そして、目の少し細かいヤスリに持ち替え、同じタッチをさらに何度も繰り返していく。

リング表面にある角を消し、そこに生まれる新たな角をまた削り落とす。

無数の線を繋ぎ合わせ、ひとつの滑らかな曲面を作り出していくような感覚だ。

リングの左右が対象となるようにして、交互に、同じ力を加えながらタッチを進めていく。

 

屋久島でマラソンを走るお二人だから、きっとこれからも、アウトドアでの時間をたくさん重ねていくのだろう。

安心してお使いいただけるよう、しっかりと強度を持たせて仕上げたい。

磨き直しやメンテナンスなどに対応した仕様を目指して、これまでお二人と相談を重ねてきた。

 

思い描いたのは、シンプルなラウンドシェイプのフォルムである。

シンプルだからこそ、オーダーメイドでかたちづくるリングには、きっと、お二人の暮らしが色濃く映し出されるのではないだろうか。

 

小さな森へ続く散歩道。

道端に咲く無数の花々から、ふわりと甘い香りが漂ってきた。

それはどこか、雨の香りにも似た、やわらかく包み込むような。

一年ぶりの懐かしい香り。

歩みを進めるたび、夢の世界へと誘われるような気がした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島での出会いと結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

夜明けが、ずいぶんと早くなってきた。

海辺で迎える早朝の時間には、まだ少し寒さが残り、岸から海へと吹き込む風も冷たく感じられる。

フリースをしっかりと着込み、水面に柔らかなオレンジ色のラインを描く陽光の温もりを、ただありがたく眺めていた。

 

深いブルーから、眩しい光へと移りゆく空を眺めていると、「さあ、今日を始めよう!」と、島に鼓舞されるように、静かな力が湧いてくる。

 

これまでの制作がひと段落し、新たな制作を始める前のひとときを、海で迎えるのが好きだ。

いよいよ、お二人の結婚指輪作りが始まる。

 

ご家族がアトリエを訪れてくれたのは、島に寒波が訪れていた年明けの日のことだった。

とても寒い一日だったけれど、赤ちゃんを交互に抱きながらサンプルリングを囲んだ、あのあたたかな時間のことは、今でも鮮やかな記憶として心に残っている。

どきりとするほど空の澄み渡った、冬の日のことだった。

 

あれから冬を丸ごと一つ越えて、島は新緑の季節を迎えている。

山々には生命力に満ちた緑が宿り、深く、力強い癒しをもたらしてくれる。

庭先では、藤の花に月見草、ハイビスカスも咲き始めた。

 

アトリエでは、お二人のために配合をしたプラチナを作業机の上に用意した。

そして、その固いプラチナを、これからくるりとリング状に丸めていく。

時折、酸素トーチの炎で焼きなましながら、少しずつ、美しい円を描くように。少しずつ。

 

そして、目当てのサイズを測り、リング両端をカットして、繋ぎ合わせる。

言葉にすると、とてもシンプルな作業に思えるが、正確なタッチが仕上がりの美しさを左右する、大切な工程だ。

1000度を超える温度下での手作業なので、注意深くならなくてはならない。

 

炎の中で、リングはオレンジ色の強い輝きを放つ。

集中が深まり、心が平になっていく。

リングの繋ぎ目に、少しだけ融点の低いプラチナ片をそっと置き、さらに温度を上昇させながら、そのプラチナ片を溶かして流し込む。

 

彼のリングに続いて、彼女のリングを。

これからは、同じ工程を交互に繰り返しながら、工程を進めていく。

さあ、楽しい時間の始まりだ。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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出会い編

ご家族と過ごす幸せな日。2025年最初の相談会でした! #屋久島でつくる結婚指輪

想いを紡ぐ、花咲くリング。屋久島からオーダーメイドで お届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

ツワブキの指輪 18k yellow gold, diamond

 

庭先に、いつもの散歩道に咲くツワブキの花。

ポコポコと黄色い光を眺めているようで、癒されます。

屋久島で出会う感動が、小さなジュエリーになって、皆さまに届きますように。

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

オーダーメイドのジュエリー作りでは少しの間お付き合いいただきながら、

ゆっくりと時間をかけた手作業となりますが、

一つひとつを心を込めて大切にお作りしています。

 

枝垂れ桜の指輪 platinum, pink sapphire

 

お花好きの皆さまに。

屋久島が大好きな皆さまに。

大切な人へ想いを伝えたい。

彼女のお名前にちなんだ花をモチーフにして。

 

たくさんの皆様に手に取っていただけると嬉しいです。

 

ナノハナの指輪 18k yellow gold, diamond

 

ふわり、

あたたかなひかりを纏うように。

菜の花をモチーフにした、繊細なゴールドリングです。

 

三つのお花にダイヤモンドを散りばめて、

k18イエローゴールドでお作りいたしました。

 

アジサイの指輪 18k pink gold, diamond

 

エタニティーリング は、くるりと繋がるイメージが素敵。

小さなお花が集まり、指を優しく包み込むその姿は、まるで祝福を受けているかのような気持ちにさせてくれます。

 

雨の多い屋久島の日々に馴染み深い紫陽花に憧れて、

その繊細な美しさを指輪に込めました。

 

ダイヤモンドの煌めきが、まるで雨の雫のように輝いています。

 

普段はプラチナのお花にイエローゴールドのリングを合わせてお作りするデザインですが、

お好みの素材にアレンジしてオーダーメイドすると、いっそう特別なジュエリーになると思います。

 

ミモザの指輪 18k yellow gold,  diamond

 

大切な日に花束を贈るように。

ミモザをモチーフにしてお作りしたエンゲージリング。

 

イエローゴールドとイエローダイヤモンドを組み合わせて、

昔ながらの手作業で、丁寧に仕立てました。

 

ガーベラの指輪 18k yellow gold, diamond

 

屋久島からオーダーメイドでお届けするジュエリーは、

天然石や金属素材をお好みにアレンジし、お作りしています。

 

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらにご連絡をいただけますと、

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

もちろん、ご予算についてのご相談もお気軽にどうぞ。

リクエストやご質問がございましたら、ぜひお声がけください。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返す中で、ジュエリーはより味わいを深めていきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、メンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身の大きな楽しみでもあります。

 

わたし自身の手で、心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。

お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、どうぞメールにてお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても大きな喜びです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

アジサイの指輪 #platinum #diamond #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum, diamond
size:お花約5mm, リング約1.6mm幅

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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雨の香り プラチナとダイヤモンドで紡ぐ、アジサイの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪