ローラーで薄く圧縮したプラチナとイエローゴールドを捻りながらリングに仕立てると、リボンのように軽やかなフォルムが生まれた。
繊細なフォルムでありながら、実際には思っている以上にしっかりとした硬さがある。
金属の中に柔らかな表情を求めるのは、工芸家にとって永遠のテーマかもしれない。
冷たい空気と新しい花。
島に漂い始めた秋の気配を愛おしみながら、お二人の結婚指輪を作っています。
柔らかさといえば、屋久島の暮らしの中に眺める情景にはいつも癒されている。
そこにはいつも優しいだけではなく、強さや、しなやかさ、堅固な質感が共存していて、その神々しくさえある調和が、ジュエリーづくりの教科書のようになっている。
たしかに、スマホの中に、たくさんの情報やスキルが詰まっているけれど、本当に大切なことを手にいれようとするときは、いつもここに戻ってくるような気がする。
滑らかな流れ、循環とリズム、ハーモニー
さて、今日も少しずつ。
まずは、プラチナリングを酸素トーチの炎に包み、約1000度まで温度を上昇させリングの端同士をつなぎ合わせた。
金属自体が生み出すラインを生かすことができるように、出来るだけタッチを少なく、慎重に作業を進めていかなくてはならない。
火を扱う作業は深い集中を要するけれど、その心安らかで静かな集中が、とても好きだ。
県道沿いのいつもの場所に、コスモスが咲き始めていたので、思わず車を止めてしまいました。
もうそんな季節がやってきました。
最近は、カボチャの煮付けが美味しく、きんぴらごぼうも作りました。お隣さんからは、りんごもお裾分けをいただきました。
今年も、あと2ヶ月半ほどって!なんだか信じられないけど。
まあ、急がず、じっくりまいりましょう。
皆さま、どうぞ素敵な週末を。美味しい秋の日々を。
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