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花鳥風月。和の心を感じる、オーダーメイドの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

夜が明けて、さえずり始めた鳥たちを眺めてからの

作業机に向かう冬リズム。

今日も屋久島にありがとう。

 

 

花鳥風月。そして歌もある。端々に和の心を感じる、お二人の結婚指輪作りだ。

お二人と屋久島と、宝探しのような結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかに、和の暮らしには自然の中に息吹を感じる独特の心情があるように思う。

花々も、森も海も、風や石だって、私たちと同じだと感じられると、

ふわりと肩の力が抜けてゆく。

 

一歩づつ進んでゆけば大丈夫なのだと、

そう思える希望に満ちたフィーリングに癒されながら。

 

今日もできることを。

まずは彼女のリングを手に取って鉄鋼ヤスリで表面を削り始めた。

流れ、リズム、重なり合い。

気がつけば約束のような言葉になっている。

 

削りだすと現れる鮮やかさ。プラチナの輝きにずっと心を奪われている。

 

細やかなタッチが一つに繋がるように、ここは一気にタッチを進めたいところだ。

朝まで角ばっていたプラチナリングの表面に柔らかなラインが生まれてきた。

そして、ほっと一息。

 

暮らしの中でずっと共にある結婚指輪は、飾るというよりも感じる部分が多いように思う。

柔らかな手触りであると、心がつけていたい!と感じてくれる。

 

暮らしの中に小さな喜びを集めるような日々が愛おしい。

幸せのひとかけらのような指輪の姿を思い描いている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com

二週間ぶりにいつものビーチに波が訪れて、今年初めての海に入りました! #屋久島日々の暮らしとジュエリー

二週間ぶりにいつものビーチに波が訪れて、今年初めての海に入りました。

仲間と一緒に待ちに待った初乗り!

 

ほんと少しの間だけど、離れていると関係性がよりクリアになるのかも。

あ、やっぱり水が大好きなんだ、と心から思うことができました。

 

近くに暮らしていると当たり前になりがちなのですが、

大阪からやってきた時に感じた、むっちゃ幸せなフィーリングを今年も変わらず抱いていようと思いました。

 

カタチだけを追うと世界にはいっぱい良い波があります。

海の中で友達が言っていた、「島の波乗りが一番満たされるんだよねー」と感じられるような心を育んでゆけると幸せだなと思いました。

 

 

お二人と屋久島と、宝探しのような結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

2023年の始まりは屋久島のアトリエでじっくりと、

2本のプラチナリングを作り始めている。

工程はまだ序盤のはずなのに、小さなリングにお二人の雰囲気を感じる瞬間があるような気がする。

 

 

宮崎からアトリエに会いに来てくれたお二人の結婚指輪作りだ。

新しい時間を歩み始めるお二人とご一緒するオーダーメイドの時間はいつも幸せに満ちている。

お二人と一緒に歩む道のり。屋久島でつくる結婚指輪、雨の日の相談会。

 

リズムと流れ、重なり合い。音と波のことを考えながら。

音と波、プラチナ。屋久島でお会いしたお二人に届ける結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかに、わたしのデザインだったり表現だったりする結婚指輪作りではあるけれど、

お二人の物語だったり大切な想いに出会い、

導かれゆく制作には新鮮な喜びがあるように思う。

宝物を探しながら共に歩む数ヶ月なのかもしれない。

素敵な出会いにありがとう。

 

さて、作業の方は波乗りで例えると波をキャッチしたところ。

ここから板の上に立ち、イメージするのラインを斜面に描いてゆく。

風が吹いたり突然急斜面になったり、ジュエリー作りもまた、思いがけない出来事がある有機的なプロセスだ。

命あるものと対峙するようにプラチナを手にしてゆこう。

 

繋ぎ合わせたプラチナリングをざっと磨き上げると端正なフォルムが現れた。

しっかりと安定感のある佇まいだ。

 

これから鉄鋼ヤスリを片手に削り出しの工程へと進んでいくのだけれど、

この強さを芯に残しつつ、軽やかで繊細な造形を生み出していかなくてはならない。

 

音楽とクラフトをライフワークにする彼と彼女の時間を思い描きながら。

さあ、楽しい時間の始まりだ。

 

きっとこれが初雨だったように思う。

何かにつけて“初”をつけるのは年に一度の面白みですね。

 

作業をひと段落して、美しきノースに。

また少し寒くなりそうだ。

 

みなさま素敵な週末を、どうぞあたたかにお過ごしください。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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音と波、プラチナ。屋久島でお会いしたお二人に届ける結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

冬の屋久島は鳥を眺めるのがよい。

アトリエの庭先にはメジロたちが集まってきている。

 

メジロはとくに山茶花がお気に入りのようで、

夢中になって枝から枝に行き来する緑色が葉っぱの一枚のようにも見えて!

なんだかほのぼのとした一日の始まりだった。

 

お二人の結婚指輪作りは屋久島サウスの海辺から。今年最初のジュエリー作りにワクワクしている。

今年の制作を始める前に海辺を歩いていた #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人がアトリエに来てくれた、秋の屋久島。

メッセージを交換し始めてからはもう半年以上が経っていたので、お会いできて感動的だったなあ。

海を越えての指輪作りにお付き合いをいただきましてありがとうございます!

お二人と一緒に歩む道のり。屋久島でつくる結婚指輪、雨の日の相談会。

 

アトリエでお二人に伺った、出会いと音楽にまつわる色々のお話が今もまだ鮮明に記憶に残っている。

もしもあの時、ほんの少しだけ違ったことをしていたら、全然違ったものになっていた今なのかもしれない。

巡り合うことって本当に素晴らしいと思う。

 

きっと、お二人の結婚指輪をつくるこの時間もまた奇跡のようなものなのだろう。

とても小さなわたしの世界かもしれない、

けれども、行先に灯りを灯し、豊かな彩りを与えてくれている全ての繋がりに感謝をしながら。

 

さてさて、アトリエです。

酸素トーチの炎を当てて緊張を解いたプラチナは金槌で叩いて太さに抑揚を与えていった。

最初にこうしておくと出来上がったリングにリズムが生まれるからだ。

 

リズムがあり、重なりがあり、流れがある。

そうか、音は波で波は音なのかもしれない。

 

少しずつ、少しずつだけれど、お二と作り上げたイメージが形になってゆく。

ご一緒した屋久島の時間がもうすでに懐かしい。

 

アトリエでチェックしたサイズにぴたりと会うように糸鋸で長さを調整してゆく。とても慎重に。

 

くるりと丸くなったリングを重ね合わせてみると、彼女のリングが彼のリングの内側に、こんなにもゆとりを持って収まって驚いた。

 

手の大きさだったり表情にはその人が過ごしてきた時間が現れていて、昔から眺めるのが好きなのだけれど、

リングのサイズが違っているからこそ二つで一つなんだよなあ、と胸の奥の方にぐっと響いてくる。

補い合い、強くなるような指輪を作りたい。

 

そう考えると、二つある結婚指輪作りはハーモニーのように思えて楽しくなってきた。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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今年の制作を始める前に海辺を歩いていた #屋久島でつくる結婚指輪

こんなにもあたたかだったかな、屋久島の冬。

南国ムードいっぱいの年始である。

 

お二人の結婚指輪作りの素材となるプラチナは太陽の煌めきの中で眺めた。きらきら。

 

 

海辺を歩いてひんやり集中を高めつつ、

2023年、最初の第一歩です!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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