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結婚指輪制作記  ゴールド×プラチナ、水平線モチーフの秘話。

屋久島の海

昨日、飛行機が到着したのが夕方だったので、

今朝は早起きをしてまず海へと向かいました。

ビーチの前に立つとさすがに寒い。

海から山から川から吹いてくる冷たい風を受けていると、ある意味ここは昨日までいた東京よりもずっと寒いことに気がついた。

真冬の東京であたたかく過ごすことが出来たのも、ここで毎日海に入っているからかもしれませんね。

みなさまはそちらの冬をいかがお過ごしですか?

お鍋に白菜、大根など、ホクホクの冬野菜がおいしい季節ですね。

また、こちらではタンカンの収穫が始まり、

新ジャガの姿を見るようにもなってきました。

季節は絶えず移ろいでおります。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

プラチナとイエローゴールドのコンビネーションリング。

こんなにはやく作ったの?という声が聞こえてきそうですねw

実はこのリング、今まで長い時間をかけて制作を続けてきていたものなのですが、

今までには無かった全く新しいデザインのため、その工程が複雑で出口もはっきりと見えないものとなり、なかなかみなさまにご紹介することができないでおりました。

 

こちらはマリッジリングとしてご注文いただいていたリングなんですよ。

長い間お待ちいただいてありがとうございます!

 

その制作にも始めて出口に差し込むヒカリが見え、

ついに、今日はじめてこちらのブログでご覧頂くことができました。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪 角度2

真上から見ると、ゴールドとプラチナの割合が2:8ほどでしょうか。

角度3 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

それぞれの金属が斜めに走っていて、

独特の表情を見せてくれるのです。

 

 

海と空、波と砂浜、大地と湖面など、

僕はなぜか境界線というものにとても惹かれるところがあって、

いつかその自然が生み出すエネルギーのようなものを作品とできればいいなと思っていました。

空や海の生み出す感動についてお二人と話が合ったのがこの結婚指輪を作ろうとしたきっかけ。

「新婚旅行はウユニ塩湖に行く予定なんです。」

その言葉を聞いて、

よし、湖面とその上に広がる夕暮れ時の空をイメージしたリングを作ろうと決めました。

 

水面の部分にはプラチナを、

夕暮れの空を連想してイエローゴールドを組み合わせてみました。

お二人ともに手作業をお仕事とされているので、アウトラインはまん丸いカタチに、手に馴染みやすくしあげてあります。

見え方は8:2で、しかも金属は半分半分となっている作りが新しく、

これは間違いなく今まで一度も見たことがないジュエリーが出来上がることになるだろう。

ようやくここまでやってきた制作。

先を急ぎたい気持ちを抑えて、今日はここまで。

もうすぐ完成となりますので、どうぞお楽しみに!

メンズとレディースの素材を少し変えてありますので、この違いもご紹介いたしますね。

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。

屋久島の海