メンテナンスのためにジュエリーをお預かりしたときは、
わたし自身も久しぶりに作品と出会うことできるので嬉しい。
ああ、あの頃はこのようなスタイルだったなあ、と懐かしく思ったり、
こんなにも精巧に作られている!と細部へのこだわりに感心したりと、
少し前の自分を眺めているような気持ちになることもしばしば。
ちょうど今、2010年頃に作ったピアスをお預かりしているんです。
ヒメシャラのピアス 18k red gold, sv950, autumn color diamond
オナガカエデのピアス 18k yellow gold, 夜光貝
ヒメシャラのピアス、オナガカエデのピアス。
あの頃はゆらゆら揺れるスタイルに凝っておりました。
ともに植物モチーフですね。
葉っぱやタネをかたどってジュエリーを作りことが最近はなかったので、なんだかとても新鮮に感じました。
しずくギャラリーでジュエリーを展示していても、
お花派と葉っぱ派に皆さん好みが別れるのですよ。面白いです。
そう考えると、オナガカエデのピアスはどちらにも属さない独自のスタイルといるだろうか。
葉っぱやタネがゆらゆらのスタイルにはなんとなく自由な空気も感じます。
スナフキン的な。
あ、スナフキンは男でしたね。。
たそがれであります。
シダや葉っぱから始まって、お花へ。星月。そして今はしずくや波など形の定まらないものへと。
具体的なものから抽象的なものへとデザインが少しずつ変化しておりますが、
この先一体どうなってゆくのだろう!
そろそろ、バナナやリンゴかも!?? 笑
これからも島の時間から生まれるジュエリーを楽しみにしていてくださいね。
いつもジュエリーを使ってくれてありがとう!