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いいリズム。お二人と過ごした時間。結婚指輪デザイン作りの思い出。#屋久島でつくる結婚指輪

たっぷりとプラチナを使って作ったリングの内側は丸くカーブを描くように造形した。

こうすると、つけ心地がぐっと柔らかになる。

 

お二人の指輪はこのあと内側にオリジナルの彫刻を施すことになっているので、ラウンド具合は強すぎず、緩やかに、といったところだろうか。

長くつける結婚指輪だから、誰にも見えなくて自分自身に響くところを大切にしたいと思っている。

 

そしていよいよリングの造形は終盤となりました。

紙やすりを240番、400番、600番と少しずつ細かくしながら磨きをかけていき、精密ヤスリで表面の角を落として手触りをスムーズにした。

 

彼のリングをひとまず横に置いて、最後に彼女のリングを鉄の型にはめる。アウトラインにカーブを与えるべく力を込めて木槌で叩いた。

 

コン!コン!コン!

2.0mm wave and 4.0mm straight semi-round in platinum

 

つるりと磨き上がったリングを手に取ると、

一つのリングから2本のリングが生まれたように感じられました。

なんだかとっても似ているんです。

 

表面は緩やかな曲線を。

側面にはシャープな平面を。

シンプルな造形の中にぐっと響くものを感じることができるのはプラチナの持つ素材の力だと思う。

 

お二人とのデザイン作りではとっても印象に残ったことがあって。

彼と彼女とは去年の秋に南青山で開催された裕子さん個展会場で待ち合わせて、そのあとドトールのテラス席で指輪作りのお話をしたのですが、

その時わたしがお二人のために選んで並べてたサンプルの中から1本。

彼女がスッと手にとって、「わたしはこれで。」と言ってくれたんです。

えっ!早っ!と驚いたオレ。笑

なかなかそこまで決断早いケースは少ないので、興味が湧いて聞いてみる。

「いつもそうなんですか?」

「はい。いつもこんな感じです。」とこれもまた即答してくれて、爽快な気分になったのをよく覚えてる。

 

実はこの時並べたサンプルのチョイスは、彼が抱いてたお二人のイメージを前もって聞いていて、それを参考にセレクトした指輪だったことはここだけのお話。

 

なんだかいいリズム感じゃないか。

 

今となっては(ホント信じられないけれど)難しくなった、キュッと寄り添って丸いテーブルの上にサンプルリングを囲んでホットコーヒー飲んで過ごした時間も素敵な思い出です。

 

クローズアップで。

 

シャープだけど柔らかに。

というのがお二人の指輪に抱いたわたしのイメージです。

 

ここから次の装飾を加えていこう。

さらにもう一つの装飾を加えよう。

未来の指輪にワクワクしながら、ここで一旦時間を置いて、出来上がりはまた少し先のお話に。

お二人のオリジナルが出来上がるのを楽しみにしていてください。

 

最後に短い動画も置いておきます。

 

 

雨上がり、月見草の咲き始めたアトリエです。

みなさま、この週末はいかがお過ごしでしょうか?

 

「1週間でガラリと状況が変わってしまうこの頃ですね」

友人とはそんなメールをかわしながら、

今この瞬間の大切さを一層強く感じています。

 

どうか穏やかな日曜日となりますように。

こちら屋久島は昼から雨が降りそうなので、オレはしずくギャラリーのコデマリの花をチェックしに行ってみます。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

雨上がり屋久島サウス、お二人の結婚指輪作り。大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

雨上がり屋久島サウス、お二人の結婚指輪作り。大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

雨上がり。屋久島サウス。

新しい花が咲き始めました。

雨は降ったり止んだりだったので、

こんな時は焼きリンゴを作って、

ジュエリーを作って、

アトリエで一日を過ごすことにした。

 

焼きリンゴチャレンジは四日目。

今回は薄くスライスして耐熱皿に並べて、アルミホイルで蓋をしてオーブンに。

予熱なしの30分でジャストだった。

ウエット感、甘み、酸味、歯ごたえ、共に

この4日間で最高値をマークしたと手応えありましたことをここにご報告いたします。

 

素材の甘みってなんだかホッコリするのですよね。

体にも、心にも。

いろんな美味しさありますが、

能動的に感じに行く味覚って五感をいっぱい刺激してきます。

 

ジュエリー作りもそうで、

その造形はシンプルであればあるほどに、想いやそこから生まれたデザインのバイブレーションがダイレクトに伝わってくる。

 

お二人の結婚指輪作りもそう。

大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

そのようなテーマを抱いて今日もヤスリ握って手を動かしています。

いよいよこれから造形を施すことになったプラチナリング。

表面に細い罫書き線が入ってるのが見えますか?

角を少しずつ落として柔らかな曲線を作る工程で、

これがヤスリがけの大切なガイドラインになるのです。

まずは彼女のリングから。ガリガリ。

ここからはリングとわたしと鉄鋼ヤスリ1本だけ。

角度を変えて、力具合を変えて、黙々と造形を進める。

 

その作業の時々を動画に収めて短く編集してみたのがこちら。

なかなか工程が多くなるものですね。

 

 

 

作業は数時間続いて、

暗くなる頃、ようやくリングの表面に柔らかな曲線が現れた。

 

側面にしっかりと平面を残してあるのは、つけたときにすっきりシャープな印象が感じられるから。

表面の曲線がつくる優しげな印象との対比でお互いが際立つのは

チョコレートケーキのフランボワーズだったり、

魚のグリルとオレンジソースだったり、

肉野菜炒めに黒酢だったり、

相対するのテイストを組み合わせるのは

わたしの好物とするところであります。

2本のリングがお揃いの雰囲気を纏うように、

立て続けに彼のリングにも曲線を与えて、

今日の作業はここまで。

 

ありがとう。

お二人のこれからに希望を分けてもらいながら過ごした制作日だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

制作編

繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

今回の焼きリンゴはアルミホイルに包んだリンゴを鉄の重たい鍋に入れて、超弱火で40分、そして余熱で30分ほど熱を入れて作ってみた。

 

出来上がりはジュワッと水分を含んで柔らかくって、

フォークを入れると、ざくりと軽く切り分けることができた。

糖度もこれまでよりもグッと高く感じられて、

なかなかの満足さんだった、焼きリンゴチャレンジ3日目。

 

気になる所があるとすると、

芯を抜かずにそのまま蒸し焼きにしているので、

その周りに少しエグ味が残ってしまうことかも。

 

なので、次はスライスしたリンゴを耐熱皿に並べてオーブンで焼いてみることにしよう。

次なるテーマが浮かんだのは、

スイスの友人が再びメールで送ってくれた、本場の焼きリンゴ画像に学びを得たからでありました。

こちらは焼く前の状態。気持ちの良い大盛り具合ですね。

こんなケーキも。

こんなケーキも!

 

いつか時間ができたら、自分で育てた野菜や果物を使って、

こんな風に焼き菓子を作ってみたいなあと思ってるけど、

一体いつのことになるのやら。

 

そうそう、最近は庭の片隅に小さな畑を作り始めたのですよ。

こちらは夏には収穫できるはずなので、

日々の料理も楽しくなりそう。

インゲンを山盛り収穫して、玉ねぎのみじん切りと一緒にバターでざっと炒めて、塩胡椒して、ビールと一緒に食べたいなあ。。ゴクリ。

 

料理は波乗りを始めた18才の時、ほぼ同時に好きになったのですが、

写真を撮ることも、物作りをすることも、その時にセットで、ググッとのめり込みました。

(サーフィンで旅をすると、自分で料理を作って、昼は写真を撮って、夜は工作をして遊ぶかギーターを弾くかなので。)

 

それが何十年経った今でも全く同じことをして毎日を過ごしているなんて!

iphoneはもちろんなくて、オーストラリアから日本に公衆電話からテレホンカード使って電話してたりしましたが笑

どんなに社会のシステムが変わっても芯の部分はずっと同じなのだなあと思うと、なんだかホッとします。

 

これから一体何が起こるんだろうか、

最近はそんな日々が続いているけれど、

“好き!”な部分をしっかりと抱いて歩んでいけば、なんとかなるのではないだろうかとも思っている。

変わらずに変わっていこう。

 

 

さてさて、今日のジュエリー作りです。

 

彼は幅広に、彼女はすっきり細身のデザインで、

同じプラチナを使って、

同じアウトラインを造形するように、

お二人の結婚指輪を作っています。

昨日の作業でくるりと巻いたプラチナ素材にさらに酸素トーチで火をかけて、

その両端をつなぎ合わせてゆきました。

 

一本の線の状態だと、硬いことは堅いけれど、

グッと力を入れると曲がるのですが、

一旦リング状になると、不思議。

どれだけ力をかけても変形しにくくなるくらいに強くなるのです。

 

繋がると強くなる。

それってなんだか夫婦のようでもあります。

2.0mm and 4.0mm in platinum

 

彼のリンングに続いて、彼女のリングを。

同じように溶接作業を施して、

しっかりと丈夫なリングが2本出来上がった。

 

さあ、いよいよこれからデザイン作りです。

手を加えるたびに少しずつ、息吹を帯びてくる。

鉱物ではあるけれど、手を動かすうちに、まるで生き物と接しているように感じることもあるんです。

散歩中に拾ったセンダンの花。

見上げて探してみたけれど、どこについていたかはわからなかった。

日も随分長くなりましたね。

暑くなると、なぜか夕暮れ時がワクワクします。

 

明日もどうか穏やかな日となりますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

スイスから屋久島への手紙。今日の焼きリンゴチャレンジ。オーダーメイドで、手作業で結婚指輪をつくること。

 

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スイスから屋久島への手紙。今日の焼きリンゴチャレンジ。オーダーメイドで、手作業で結婚指輪をつくること。

昨晩、スイスから一通のメールが届いた。

 

メールにはスイスに暮らす友人から、

「きっと いつもの日々が来ると 願ってます そして またお会いできますように」

と、あたたかいメッセージと、

焼きリンゴのレシピが、それは美味しそうな焼きリンゴの画像とともに記されたあった。

 

焼きリンゴのレシピを送ってくれたのは、

昨日わたしが焼きリンゴ作りに苦戦しました!

とここに書いたからでありまして、

 

きっとヨーロッパでいただく焼きリンゴは美味なのだろうなあと、

今となっては遠くなってしまったスイスに暮らすお二人のことを想いました。

ありがとうございます!

次にお会いするまでにはもっと美味しく作れるようになりますね!!

 

ということで、

今朝も焼きリンゴチャレンジです。

スイスからの手紙とは全然違う作り方をしてしまったオレ。ごめんなさい。。

 

昨日は皮を剥いてそのままオーブンで焼いて水分が抜けてしまったので、

今回は皮を剥いたリンゴをアルミホイルで包んで、クッキングシート、5mmほど水を入れた耐熱皿、

の組み合わせでオーブンに投入!そして200度で30分の焼き時間を選択しました。

 

じゅわり。ほっこり。

蒸し焼き気味で長時間焼いたのがよっかったようで、

甘さ倍増の良い出来でしたよ!

 

でもでも、

皮をむく。調味料、スパイスはなしで、リンゴの可能性を引き出したい。

という制限の中でもまだまだ美味しくなるだろうとも確信。

 

明日は思い切って重たい鍋でじっくり蒸し焼きにしてみよう。

これだからお料理はやめられないですね。

まだまだ美味しいチャレンジは続くのでありました。

 

からの、朝の散歩へ。

雨上がりに強く吹いた風が心地よくて、

森の中をゆっくりと歩く。空を見上げる。

 

 

短い動画も作りましたので、よろしければ。

 

さて、

爽やかな気持ちに包まれて、

今日のジュエリー作りです。

手にしたのは彼と彼女が選んでくれたプラチナ素材。

 

去年の夏にしずくギャラリーに来てくれたお二人に

結婚指輪を作り始めました。

 

ギャラリーではサプライズのプレゼントもあって、

お会いする日まで彼とはメールで打ち合わせを重ねていたり。。

暑くて素敵だった時間を思いながら、

作業机に向かってます。

まずはプラチナに酸素トーチで火をかけるところから。

こうすると、金属が柔らかくなって、作業がやりやすくなるのですよ。

 

焼きなましの温度は1000度近く。

なかなか高温での作業になるので、今日もまた緊張感に包まれた。

彼のリングは幅広なので、なかなか硬い!

美しい円形となるように、微妙な角度を調整しながら、少しずつリング状に造形を加えて

鉄の芯金に当ててコンコンコン。

ずっと昔から変わらない手作業であります。

 

オーダーメイドで、手作業で結婚指輪をつくること。

 

デザインのお話しする時間も長くかかりますし、

微妙なサイズ合わせにお付き合いいただいたり、

手作業なので作る時間もゆっくりなんです。

時にはお互いグッと深い話なんかもしたりもして。。

 

でも、なんか、

この人間っぽい距離感が、とても心地よいのですよね。

 

今だからこそ大切にしたいことがあります。

彼のリングが4.0mm

彼女のリングが2.0mm

 

お揃いの近しいデザインとなるお二人のリングは

交互に、同じ作業を、並行して進めていきたいと思ってる。

 

その工程をイメージしてみると、

2人三脚みたいだなと思って、微笑ましい気持ちになりました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

今日もここに来てくれたありがとう。

皆さまの明日が素敵な時間に包まれますように。

屋久島からいつも想っています。

 

 

制作編

春の祝福に包まれて、 新しいジュエリー作りが始まる! 屋久島で出会った友人に届ける結婚指輪

春の祝福に包まれて、 新しいジュエリー作りが始まる! 屋久島で出会った友人に届ける結婚指輪

今起こっている世界の変化には、さすがに考えを新たにさせられることがたくさんたくさんあった。

 

ここ最近はアトリエからできるだけ出ないようにしているし、

庭の花壇を菜園にリメイクし始めたし、

手洗いは、もちろん石鹸さまさまで、ハッピーバースデーを2回歌い終わるまで洗い、

睡眠は8時間以上取る。

出来るだけ英語で海外の情報を集めて、

スーパーマーケットではマスク越しに笑顔と感謝を忘れない。

そして、食べるものは出来るだけ火を通して口にすることに決めました。

 

ということで、

日曜日の朝はリンゴを丸ごと焼いて、焼きリンゴを作ってみた。

 

iphoneで調べてみると、

焼きリンゴはオーブンで200度、20分と記されてあり、

まずはその通りに実行してみることに。

 

昔だったら本屋に駆け込んでオレンジページを立ち読みしたり、

母親に電話して聞いてみたりしていたのだけど、

便利な世の中になりました。

 

出来上がりはほっこり、甘酸っぱくって!

むっちゃ美味しかった。

 

ただ、できたらもう少しじゅわっとジューシーさが欲しいと思い、

やはり皮ごと焼いたほうがいいかなと考えたが、

それじゃあ火を通す意味がないのではと矛盾に陥る。

 

でも、やっぱりジュワッとさせたい!

じゃあ、皮を剥いてからのアルミホイルで包んでから焼くのはどうだろう、などなど、

明日への再挑戦を誓ったのでありました。

 

そして、

大好きな写真を撮るのにも、考えるところが多々ありました。

東京に暮らす写真家の友人たちはなかなか撮影に出かけることができないでいるのですよね。

影響力のある方はとくにその行動や表現に細心の注意を払っていらしゃるように感じ、プロとして尊敬の念を抱いています。

 

そんな中、オレはどんな表現ができるだろう。

これからは出来るだけアトリエから500m以内の場所や、

郵便局への行き帰りの途中にエリアを定めて、

そこで自分のイマジネーションを最大化させてみるのはどうだろう。

新しい何かを見つけることができるかもしれない。

世界の現状もしっかりと把握しながら表現を続けていこうと試行錯誤をしている。

 

幸いなことに、

ここ屋久島のアトリエは自然に囲まれているので、

これには本当に救われる。

 

今日は玄関を出てすぐの小さな森を歩くことに。

ここはずっと昔から釣り人たちに使われていた場所のようで、

いい感じの小道になっていた。

両脇に馴染み深い植物たちに囲まれて歩いていると、

ツワブキの葉が、シダの葉が、

その緑をグッと濃くしているのに気がついた。

 

そこから歩くこと2分ほど、

目の前に海が!

ブワッと潮風に体を押される。

なんだか少し懐かしい気持ちに包まれる。

 

最近の色々がひと段落したのかなあ。。

次なるステップを踏み出せた気がした瞬間がありました。

 

そしてそして、

今日から新しいジュエリー作りが始まります。

 

きっとこれからは雨も多くなって、屋久島が屋久島らしい時間に包まれるだろう。

屋久島大好きなお二人だから、

これこれって場面があるかもですね。

屋久島を感じて作ろう。

 

彼女とは去年しずくギャラリーで初めてお会いして、東京の裕子さん展示会で再開を果たしました。

彼とはもっとお会いしています。笑

 

お二人が結婚指輪の素材に選んでくれたプラチナを手に取る。

眩しかった光。

プラチナの輝き。

 

春の祝福いっぱいに包まれて、

新しいジュエリー作りが始まりました!

屋久島で出会った友人に届ける結婚指輪です。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

2.3mm round in silver, 1.3mm-2.0mm wave in platinum

material: platinum, silver, diamond
size: top:2.3mm wide , bottom:1.3mm-2.0mm wide

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind .

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

屋久島から北海道へ。プラチナとシルバーで作りました、結婚指輪オーダーメイドのストーリー。

屋久島から北海道に。シルバーとプラチナ、お二人の約束みたいな結婚指輪が出来上がった。

wedding rings sending from our garden in Yakushima Island to Hokkaido

 

屋久島サウスのアトリエから北海道のお二人に。

出来上がった結婚指輪を送ることになった。

 

記念に写真でも撮ろうと、アトリエの庭先に出ると、

ちょうどお隣さんが通りかかって、

収穫したばかりのミントをいただきました。

 

なので、お二人の指輪もミントと一緒に。

島の香りとともに海の向こうにお届けしますね。

 

シダの陰影もコントラストが大きくなり、

最近は日中、暑く感じることも多くなってきた屋久島サウスです。

 

お二人の指輪は去年の秋の終わりから始まったので、

もう5ヶ月近くにもなるのかあ。。

屋久島から北海道へ。プラチナとシルバーで作りました、結婚指輪オーダーメイドのストーリー。

少し前にリング本体が出来上がっていたのですが、

ここまで少し時間がかかったのは

最後の大切な仕上げ作業を進めていたから。

彼は記念の日付と名前を。

彼女はダイヤモンドを。

お互いのリングの裏側に施して、

彼のシルバーは機械を使って。

彼女のプラチナは手作業で。

表面を磨きあげると、

お二人だけの約束のような指輪が出来上がった。

似ているようで、少しずつ違っていて、でも一緒に並ぶと、二つで一つのように見えたお二人の結婚指輪。

 

まだ訪れたことのない北海道に、

いつか行ける日が来るかなあ。

お二人に会える日がやってくるかなあ。

 

これで指輪作りが終わってしまうのが、ほんの少しさみしいような気もあり、

でも新しい時間が始まることがより一層嬉しかった、

そんな瞬間だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

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屋久島から東京に暮らすお二人に、 結婚指輪のサンプルリングを送る #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島から東京に暮らすお二人に、

結婚指輪のサンプルリングを送る。

 

今日のラインナップはこのようでした。

上から順に、左から右に

 

叩き模様の指輪ゴールド、 叩き妙の指輪プラチナ
シダの指輪スクエアゴールド、 シダの指輪ラウンドシルバー
wave ring切り込み模様レディース、 wave ringプレーンメンズ
シダの指輪スクエアwaveレディース、 シダの指輪スクエアwaveメンズ

 

彼と彼女は出会う、そして繋がる。

互いに違うお二人が寄り添うことで補い合って歩んでゆく。

お二人の時間そのものをかたちにするような結婚指輪。

彼女の好きなシダ模様をモチーフとして。

日々の暮らしになじむような心地よさで。

 

そんなことを、これまでお二人とメールを通じて話し合ってきた。

 

どんな指輪ができるのだろうか。

今はわたしにもわからない。

出会うお二人の数だけデザインに多様性が生まれるのだから、オーダーメイドの結婚指輪作りは面白い。

 

「これが最初の第一歩です。

ここから少しずつ、デザイン作りを進めてゆきましょう。」

デザインの説明書きの最後に書き添えました。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

雲の様子がまた新しくなったような。

自然のリズムは変わらないなあと、空をみては、少しホッとした気持ちに包まれます。

庭にはコデマリも咲き始めましたよ!

こちらも東京に。

出来上がったばかりのネックレスがいよいよ海を渡ることになり。

花束を届けるように。屋久島に咲くツワブキの花をかたどって、小さなネックレスを作りました。

 

休憩時間には新ジャガを蒸し焼きにしてシンプルにいただきました。

 

鍋にキッチンシートを引いて、鍋敷きをしいて、

そこにジャガイモを入れて蓋をして超弱火で約1時間、さらに余熱で30分ほど。

時間はかかるけど最高にシンプルな料理です。

味付けは塩胡椒とマヨネーズ。

なんだかしみじみと幸せになる味なのですよね。

 

裕子さんと一緒に食べていると、

simple days we have together

そんな言葉がふと思い浮かびました。

 

皆さまも美味しい1日を。

素敵なジュエリーライフを。

花束を届けるように。屋久島に咲くツワブキの花をかたどって、小さなネックレスを作りました。

ツワブキのネックレス silver, yellow sapphire

 

屋久島のひかりとお花のジュエリー。

ふわりと素敵な出会いでした。

 

屋久島では冬になると咲き始める黄色い花

ツワブキの花をかたどって、小さなネックレスを作りました。

 

これから海の向こうに届けることになり、

アトリエの庭で、陽だまりの中で、ネックレスを手に取る。

大きさは約1cm弱ほど。

指に乗せるとこんなにも小さくて!

 

シルバーとイエローサファイアのシンプルな組み合わせなのだけど、

キュッと詰まった感に、惹き込まれてしまった。

 

小さいものって、ついつい目がいくのですよね。

 

お花のネックレスはつけていて自分もワクワクしますが、

周りの人が見ても嬉しくなるものだなあと思います。

こちらは去年の11月に咲いたツワブキの花。

島では道沿いをこんな風にツワブキの黄色が飾ります。キラキラ。

 

寒くなる頃なので、この明るい色にパッと元気をもらえるのがお気に入り。

 

ここで出会った感動をジュエリーにかえて、誰かに届けることができればいいなあ。

そう思ったのが、このジュエリーを作ったきっかけでした。

 

大きなツワブキの葉の上で、

お花のネックレスをケースに入れて、

これから海の向こうにお届けいたします。

 

大切なプレゼントに選んでいただいてありがとうございました!

花束を届けるように、ですね。

素敵な時間にご一緒できて、わたしも幸せです。

 

 

 

 

 

オーダーメイドのご相談はこちらまで

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