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お二人と屋久島の季節をともにする、ミモザをモチーフにする結婚指輪作り。

屋久島サウスのアトリエです。植物の儚さも魅力だけど、金属の佇まいを留めるところもまた素敵だと思う。小さな小さなゴールドの葉っぱを前に、お二人の暮らしに寄り添う何十年を思いながら。

お二人の結婚指輪はミモザの葉っぱをモチーフにして作っている。春先に植えたミモザの葉っぱを眺めてスケッチをしたり、手に取ったりしながらの制作だ。屋久島と東京、海を越えて遠くに暮らすお互いだけど、“好き”を共有できることは何よりも嬉しい。

ミモザの葉っぱをかたどって。婚約指輪と合わせるイエローゴールドの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

最初にメールをいただいたのはまだ夏の始まりの暑い頃で、涼やかな森を歩いたりしていた頃だったなあ。それから3人は10月の挙式を目指して指輪作りを歩んできた。島リズムの制作にお付き合いをいただきましてありがとうございます!

指輪をお届けする頃には島も秋めいているだろう。今日の指輪作りは広がりつつある新しい季節の気配とともに。

また少しずつ冷たくなってきたような。今日もまた雨。

気がつくと生垣にいっぱいだった山茶花の蕾に驚きつつ。

葉っぱの土台となるリングは上から見ると細く、ベースはしっかり太さを持たせて作っている。長くお使いいただく結婚指輪なので、丈夫で安心なフィーリングに包まれていただきたい。

宝飾品の端正さも好きだし、クラフト感のあるアートも好き。一期一会で与えていただいたジュエリー作りなので、一瞬一瞬を大切にしながら好きを形に変えてきたい。素敵さをアップデートしていきたい。

かぼちゃの味わいはほっこりと深くなってきた。夕食はかぼちゃを鶏肉と合わせて煮物にして、オクラを梅とあえてみよう。水ナスは夏の名残を感じつつ、そしてあたたかに、お味噌汁が良いかも!

皆さまも美味しい季節の変わり目を。明日もまた、ジュエリー作りです。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

ミモザの葉っぱをかたどって。婚約指輪と合わせるイエローゴールドの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。庭先からいただいてきたミモザの葉っぱ。何気に手に取った2枚だったけど、お預かりしている婚約指輪との出会いも素敵だったので同じ大きさで作ることにしよう。

それにしても、軽やかで繊細でそして強くて、植物の成り立ちは本当によくできている。強い風を受けながらかわす、しなやかさがある。自然の中で出会う優しさと強さを、いつも金属の中に探し求めている。

結婚指輪作りの素材となるゴールドは金槌で叩いて有機的なテクスチャーを作っておいた。

屋久島の雨、光と葉っぱ。自然をテーマにオーダーメイドするお二人の結婚指輪 #制作編

さて、今日はゴールドの板を葉っぱの形に切り抜いてゆく作業を。糸鋸を作業台の上に用意して、息を静かに整えて。

この糸鋸ももう10年くらい使っているのか。何かを生み出すのには案外数少ないもので十分だったりする。お二人とも手作業で癒しを与えたり描いたりされているので、手から生まれるフィーリングは同じだろうなあと海の向こうを思いながら。

雨の雫は今回の結婚指輪作りにも登場する。今日も屋久島にありがとう。

すぐ近くまでやってきている秋を眺めながら。

ゴールドでかたどった葉っぱは小さくてキュッと重たい。うん。きっと良くなる。

夕暮れ時は海へ。この残暑感はいつまで続くのだろうか。夏と秋の気配が交互に体を通り抜けてゆく。シーソーのようにゆらゆら。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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ツワブキのネックレス #platinum #yellowsapphire #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum, yellow sapphire
size: 8mm flower 

Delivery time is within 1 month.
Make by custom, One-of-a-kind  .

こちらの作品はサイズと素材をお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。ご注文からお届けまで約1ヶ月。

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プロポーズに小さなお花のネックレスを。屋久島までありがとう!彼と一緒に過ごした日の思い出。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島の雨、光と葉っぱ。自然をテーマにオーダーメイドするお二人の結婚指輪 #制作編

屋久島サウスのアトリエです。久しぶりの雨に元気をもらって、新しい結婚指輪作りを始めている。小雨になると庭先に出て雨足が強くなると作業机に向かう、なんとなく懐かしいリズムだな!と喜びを覚えながら。

お二人の好きなことだったり大切なテーマはありますか?とデザイン作りの時に聞いたところ、自然だったり、葉っぱだったり、光や雨の印象を伝えてくれた。

ああ、これはまさに屋久島の暮らしで馴染み深い情景でもある。素敵な出会いにありがとう。20年ほど前に屋久島を訪れた彼女の印象とお二人のこれからと、そして屋久島の季節とが、小さなリングとなって出会うことができるだろうか。私もずっと楽しみだった制作がいよいよ始まることに。

今日はそのファーストタッチを。

去年の今頃にしずくギャラリーから持ってきた根っこはもうこんなにも大きくなっている。一年ってすごい。いろいろなことがありすぎて、特に長く感じた一年。

シダの葉に宿る雨の雫の印象を覚えておこう。

さて、ゴールドの板を真っ赤に、真っ赤に熱して柔らかくしてから作業を始める。

硬い金槌を使って有機的な質感を。力強いタッチで柔らかな肌触りに。今日もまた昔ながらの造形に魅せられている。

雨上がりに深まる色彩を眺めて。

一度だけで後戻りできない作業だったけど、生まれる造形もまた一つだけのものだなあと、しみじみ。お二人のリングは葉っぱに包まれるような柔からかな印象のデザインなので、ふわりと包み込むようなタッチでこの先の造形を進めていきたいと思う。ときどき雨を眺めたり海に出かけたりしながら、心もふわりとしていたいと思う。

 

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結婚指輪作りで使用する白色系の金属でおすすめは? #屋久島でつくる結婚指輪

結婚指輪作りで使用する白色系の金属でおすすめなのは?今日はつい先日の会話から。

素材は大切なところですので、ここはじっくり検討したいところ。プラチナの他にシルバーとk18ホワイトゴールド。それぞれの金属の比較と特徴を画像を交えつつ。

重さやお手入れの方法など、色感とは別の違いもチェックいただけると思います。

↓まずはプラチナの叩き模様仕上げです。下側。プラチナは明るい部分と暗い部分のコントラストが高いところが特徴です。硬質なイメージ

↓次にプラチナとシルバーの比較です。太陽光で。左側がプラチナ、右側がシルバー。

比べると、プラチナの方がよりダークトーンで奥行きを感じられ、シルバーは白く軽やかでプレーンな印象があります。

ここで大切なのが変色のことでして、シルバーは温泉などに入ったり、長く放置していると黒く変色してしまいます。(メンテナンスで戻ります。)

一方プラチナは変しくのない金属ですので、メンテナンスフリーでお使いいただけます。

↓さて、次はホワイトゴールドです。プラチナと並べたところを見てみましょう。

2枚ともに、左側がホワイトゴールド、右側がプラチナです。

ホワイトゴールドのグレーがかった色感、わかりますでしょうか。

ホワイトゴールドはもともと黄色系のゴールドを漂白するように配合して作った金属ですので、よく見るとベースに黄色が存在することがわかります。

また、近年の世界情勢の変化もあって、現在はゴールドの価格がプラチナと並ぶようになってしまい、特殊な配合施すホワイトゴールドはプラチナよりも高くなっています。ですので、近年でははホワイトゴールドの色合いや質感が特別お好きな方に愛用される嗜好性の高い金属となっています。

ダークトーンでシック。こだわりのある素材。

 

↓さて、ペンダントトップとなりますが、最後に3種類の金属比較です。

左上 ホワイトゴールド、右上 シルバー、下 プラチナ

いかがでしょうか。

アトリエには素材のサンプルも用意してありますので、ぜひ手に取っていただきたいです。

長くお使いいただく結婚指輪なので、お気に入りの素材を使って、オーダーメイドでお届けいたしますね。

 

 

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椿の花をモチーフに、屋久島の雨とリメイクジュエリー制作記

椿の花は重なる感じを大切にしたい。今日も一歩ずつ、少しずつリメイクのテストを繰り返している、屋久島サウスのアトリエです。朝のスコールは久しぶりで元気をもらったし!感動が閃きに変換されつつある。屋久島の日々にありがとう。

何十年先もお使いいただけるように。今の暮らしに寄り添う、リメイクのジュエリー作り。#屋久島でつくる結婚指輪

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何十年先もお使いいただけるように。今の暮らしに寄り添う、リメイクのジュエリー作り。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。お母様のリングをお嬢様のネックレスに、ご家族3代にわたるジュエリー作りをお任せいただいている。この先何十年も、いやもっと先も手にしていただけるだろうか。

ご家族の繋がりを長く紡いでゆけるように、今の暮らしに寄り添うリメイクをしたい。

 

お預かりしたリングは素材を再利用できるように、精製されたプラチナとダイヤモンドに分けたところまでを書きました。

ご家族のダイヤモンドを受け継ぐこと。繋がりや絆が生まれる、リメイクのジュエリー作り。#屋久島でつくる結婚指輪

素材も丸ごと受け継いでリメイクする作業では、無駄なく効率的に素材を移行させることが大切になってくる。大切にお使いだったジュエリーは実はそのままで、姿を変えただけでお使いいただきたい。

リングを精製してできたプラチナは再び溶解され鋳造作業を経て姿を変える転生感。まずは鋳造に用いるの原型をシルバーでつくるところから。造形の基礎となる工程を、じっくりと進めていきたいと思っている。

ダイヤモンドをセットする方法は実に様々なスタイルがある。オーダーメイドの作業で生まれたデザインと歴史の中にある技術を調和させる作業はいつも楽しい。新しい何かに出会える予感に満ちている。

出来上がった石枠を眺めていると、次のタッチのイメージがふわりと浮かんでくる。今回のネックレスづくりはそんなリズムで。

花びら作りの工程を頭の中で描きながら、続きままた明日にしよう。

テーブルに、空に、なんだか急に秋めいてきた色彩を眺めている。そういえば、虫の音も新しくなったような。

週末がやってきましたね!皆さまはどんなご予定ありますか?  季節の変わり目なのでどうぞあたたかくしてお過ごしください。

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ご家族のダイヤモンドを受け継ぐこと。繋がりや絆が生まれる、リメイクのジュエリー作り。#屋久島でつくる結婚指輪

お預かりしたダイヤモンドとプラチナのリングはお嬢様のお名前にちなんだモチーフのネックレスに。リメイクの作業は夏の始まりから少しずつ進めている。

お二人とは結婚指輪をお作りした時からのお付き合いで、新しいご家族が増えたことだったり、時々こうしてご連絡をいただけるのは何よりも嬉しい。

お母様のリングを受け継ぐジュエリー作り。いつもよりも長い時間軸を感じて、制作もふわり自由になる。

今日はそのファーストタッチを。

プラチナも、ダイヤモンドも、メンテナンスを重ねると、ご家族何代にもわたって使うことができて、繋がりや絆が生まれるジュエリーになる。

金属や天然石のすごいのは、大粒のダイヤモンドを今でも毎日つけることができたら良いのになあ、と思っていたら、そのままを使ってネックレスに作り変えることができること。

左側がパラジウム。右側がプラチナ。精製が終わったピュアな地金はこれから再び配合して新しい素材となることに。なんともゆっくりペースではあるけれど、時間軸の長い制作にどうぞお付き合いください。

この夏によく食べたジャガイモメニューもピークに達したような。

空の色も急に秋めいてきたし、そろそろキノコや長ネギなんかが恋しくなってきませんか?栗のおやつも気になるところです。またまた美味しい季節ですね。皆さま素敵な日々を。素敵なジュエリーライフを。

屋久島でつくる結婚指輪

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