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屋久島、雨の日、ジュエリー作り。おふたりの大切な景色。シンプル スクエアシェイプ、結婚指輪の個性とは。

今朝の雨はなかなかすごかった!

部屋の中にいても

ザザザーっと激しい音が鳴り響いていて、

まるで水の分厚い膜に包まれてるようだった。

いやいや、ホント、今年はよく雨が降る屋久島であります。

 

でも、島の雨は穏やかな気持ちにさせてくれるのはなぜだろう。

ざあざあ雨音を聞きながら作業机に向かっていると、

ワクワクしている自分に気がついた。

雨が降ると、ジュエリー作りですね。

 

platinum and 18k yellow gold bimetal ring

 

プラチナとゴールドを組み合わせたコンビネーションリング。

お二人が旅で訪れた屋久島で出会った景色があって、

素敵だったその時間を映すようにと、

結婚指輪を作り進めています。

 

こちらは先日出来上がったレディースのリング。

このキラキラ感がお揃いになるようにと、イメージをしっかりと抱きつつの、

今日からメンズのリング作りが始まりました!

 

platinum900

 

レディースのリングはゴールドとプラチナのコンビネーションでしたが、

メンズはシンプルにプラチナ単一の素材を選びました。

 

スクエアシェイプ 、リング幅3.0mm、サイズ13.2号。

 

シンプルなスクエアシェイプのリングといっても

それは様々なスタイルがありまして、

シンプルであればあるほどに、作り手やデザインに関わる人の個性が浮き上がって出来上がるものなんです。

 

シンプルなスクエアシェイプ のリングは、

ケーキでいうとショートケーキだし、

中華でいうと焼き飯、というのは今までも何度も言ってまいりましたが、

シャツでいうと、白シャツなのかもしれません。

 

そして、ここから細部に個性を与えてゆくのですが、

その道具となるのが鉄鋼ヤスリ1本。

道しるべとなるのは、お二人からいただいたお手紙や、お二人と一緒に作り上げたイメージを置き換えた、たくさんの数字。

 

この暗号めいた数字を眺めてたら、

これまでお二人と一緒に進めたデザイン作りの時間が思い出されて、

屋久島があって、お二人がいて、わたしのジュエリーがあって、

出会いというのは不思議なものだなあと、

今この一瞬がかけがえなく感じました。

 

今日の雨上がり。

一瞬、雨が弱まったのを見計らって庭に出てみると、

チョウチョもたくさん集まってきた。

雨は降りますが、もう屋久島は夏本番!

 

すっきりと、しっかりと、

プラチナリングは抱いたイメージ通りに造形が進み、

レディースのリングと同様、表面にキラキラ模様を施すために金槌を手に取った。

 

そして、続きはまた明日のお楽しみに!

これがいよいよ最後の大作業となって、

なんだかグッときています!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島の夏。一度っきりの作業、世界に一つだけの模様。ハンドメイド結婚指輪作りの面白さとは。

 

*おまけ

夕方遅くなるまで作業を続けてしまうのですが、

まだ晩御飯には早いけど、小腹が空いちゃった!

おやつ的なもので、でも、しょっぱいものが食べたい時ってありませんか。

子供の頃の記憶だと、

アメリカンドックみたいな味。

今日はパンケーキミックスを使ってキウリのサンドを作ってみました。

万能の優等生、“田舎パンケーキミックス”を我が家では愛用しておりまして、

こちらを水で溶いて、フライパンを二つ用意して、そこで薄ーく焼きます。

 

片面焼いてひっくり返したら、片方に取りけるチーズをぱらり。

チーズが溶けるまでにキウリをスライスしておいて、

チーズが溶けた頃合いを見て生地をフライパンからおろし、

そこにスライスしてチーズを並べて塩胡椒。

もう片方の生地を上からのせて、完成です。

 

“田舎パンケーキミックス”は

水だけでといて、いつもよりもやや強火で短時間焼いたらパリッと香ばしく仕上がりました。

4つほどの大き目サイズに切って、がぶりと召し上がれ。