今日の朝は雨降りだった。
でも、いつものビーチではもう夏の気配が漂っていて、
海に入ってても暑い!
トランクスで入ってる仲間もずいぶん増えてきた。
それもそのはず、もう7月ですものね。
みなさま、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
ハッピージュエリーでいきましょう。
海から上がると雨はすっかり止んでいて、
セミの鳴き声も聞こえてきのですよ。
一年ぶりの音でした。
さて今日のアトリエです。
結婚指輪となるピンクゴールドのリングに柔らかなカーブを施したところまでは昨日に書きました。
今日はその続き。
リングの表面にマジックで描いたのは、
これから造形を施す設計図のようなもの。
リングに流れるような表情を与えたいとき
カーブしたリングの表面にさらに切り込み模様を加えてあげると、
スーッとリングの周りの空気が流れてくれるんです。
まずはラインその①であります。
ピンクゴールドのリングに鉄鋼ヤスリでラインを描いていると
指輪作りのあれこれがよみがえってきた。
デザインの詳細。ちょっとしたニュアンス。
ラインって、その人自身を表すものだと思ってて、
だからその作業が大好きなのかもしれない。
今まで切り込み模様の指輪いくつか作ってきたけれど、
その出来上がるラインが全て違っているのが面白いと思う。
切り込み模様の造形作業は手を休めることなく一気にやり遂げてしまうのが
美しく仕上げるコツでありまして、
ここからはおやつも食べず、カメラも持たず、
鉄鋼ヤスリをひたすら動かし続けると、
夕暮れ時、お二人のラインが現れた。
窓の向こうの緑の中で手に取ると、
ふわり。リングに風が通り抜けたようにも感じました。
優しくもあって、でもしっかりとした芯があるような。
お二人の雰囲気に近づいてきたと思う。
制作編