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屋久島の夏。一度っきりの作業、世界に一つだけの模様。ハンドメイド結婚指輪作りの面白さとは。

朝、海に出かけると、

子供達が集まってスイカ割りをやっていた。

ああ、もう夏なのですね!

今年はまだ屋久島も長い長い梅雨の中にあるけれど、

もう7月も半ばに差し掛かりました。

 

ここはオレもとばかり、

海からの帰り道に鬼塚農園さんに立ち寄って

小ぶりのスイカを買い求めた。コンコン。

 

今年最初のスイカを半分、裕子さんとペロリといただいて、

からの今日の指輪作りです。

屋久島で出会った水面と夕焼け空

お二人の時間を映すようにと進めている結婚指輪作り。

 

彼女の指輪はコンビネーションのデザインとなるのですが、

そのベースとしまして、プラチナとゴールドの2本を作りました。

こちらはそのうちの一本。

 

リングの表面をピカピカに磨き上げて、

金槌の表面も同じくピカピカにして、

ここからがいよいよ本番となるところであります。

 

プラチナリング の表面を金槌でコンコン、コンコンと叩いて

さらに何度も何度もコンコンと力一杯叩き続けると、

表面に有機的なデコボコ模様が現れた。

一度っきりの作業。

世界に一つだけの模様。

ハンドメイドの面白いところって、

微妙な揺らぎも含めて、その瞬間すべてが装飾になるところだと思う。

 

お二人が屋久島で出会った水のキラキラもそうなのかな。

今、ここにしかないものって、

儚いのにどうしてこんなにも力強いんだろう。

 

出来上がったプラチナリング とゴールドリング を重ねてみる。

 

このリングを二つに分割して、ここは大胆に!

2本のリングをつなげるイメージ。

ここからさらに慎重な作業は続いて、

途中、キュッとなりすぎたので、

庭のハイビスカスを眺めてふわりとしていたら、

チョウチョもふわりとやってきた。

今日もありがとう屋久島。

そしてそして、

1日の終わりにコンビネーションリングが生まれましたよ!

ここまでお二人と一緒に作り上げたイメージが初めて形になって、

最高に嬉しかった瞬間。

 

初めて生まれたデザインは、

もちろん初めて作るデザインで、

制作の過程は大冒険みたいな道のりだけど、

進むこと自体に満ち足りた時間を感じています。

一歩一歩いこう!

 

制作編

屋久島で出会った水面と夕焼け空。プラチナ×イエローゴールド コンビネーションの結婚指輪作り。