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きらり お二人に結婚指輪をお届けする日 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人に結婚指輪をお渡しする日。

長く続いた寒波がようやく緩んだタイミングでした。

天候がずっと荒れていて心配だったけれど、無事に海を渡ってお越しいただけて本当に良かった!

 

相談会が去年の夏だったから、お二人とは、もう半年のお付き合いになりました。

これまでずっとありがとう。

 

初めて纏う指輪を眺めながら、これから始まるお二人の新しい暮らしのお話をしていると、

なんだか、わたしも希望に満ちた喜びに包まれるのでした。

 

ご結婚おめでとうございます。

芽生えたばかりのお二人の時間が、すくすくと育まれ、

やがて森のように豊かに広がっていきますように。

 

菜の花の香りと、あたたかなムードに包まれたアトリエにて。

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

完成編

屋久島の響き オーダーメイドでお届けする、祝福のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

相談会編

お二人とともに歩む日々。屋久島のアトリエから、結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島の季節と響き合う、お二人と分かち合う結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

2月も半ばとなり、冬の静けさの中に、小さな気配が動き始めるのを感じるようになった。

庭先では若々しい緑が背丈を伸ばし始めている。

朝の雫を抱いて煌めく佇まいが、なんだか嬉しそうにも見える。

数ヶ月ぶりに黄色い小花が咲いているのを見つけ、心が躍った。

春がもう、すぐそこまでやってきているのだ。

 

冬の間に作り進めていたプラチナリングも、まるで島の季節と歩みをそろえるように、少しずつ完成へと近づいている。

造形作業がひと段落したところで、そのフォルムを朝の光の中で眺めていた。

 

彼女のリングは、1.2mm幅のとても細いシルエット。

トップには柔らかなカーブをつけ、側面は平らに仕上げ、すっきりとシャープな印象を持たせた。

 

こんなにも繊細なリングの中に、確かな強さと精巧な美しさが息づいている。

育まれていく時間と向き合えることは、ジュエリー作りの喜びのひとつだと思う。

 

彼のリングと重ね合わせてみる。

島の緑と木漏れ日の中で、二本のリングからぬくもりが伝わってきて、優しい気持ちに包まれた。

この抱かれるような癒しは、もしかすると、大地の響きなのかもしれない。

 

自然と共にあるフィーリングを、お二人もきっと感じていることだろう。

ありがとう。

同じ屋久島に暮らすお二人と、大切な気持ちを分かちあえることが、何よりも嬉しい。

 

これからリングに最後の仕上げを施し、お二人のリングはいよいよ完成となるわけだけど、

急がず、じっくり進めていこう。

お届けする頃には、きっと季節が新しくなり、眩しい南国の日差しが降り注いでいることだろう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

虹とプラチナリング。島時間で紡ぐ結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島からお二人へ、オーダーメイドで結婚指輪をお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島からお届けするオーダーメイドの結婚指輪、お二人の素敵な物語と。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

 

オーダーメイドの結婚指輪作りは、お二人とご一緒させていただきながら、ゆっくりと時間をかけた手作業となりますが、末長くご愛用いただけるよう、心を込めてお作りしています。

 

海の向こうに暮らすお二人とは、メールやお電話でデザインのご相談を重ね、サンプルリングをお送りして、大切な指輪作りのサポートをさせていただいています。

もちろん、屋久島のアトリエにお越しいただき、直接ご相談いただくことも大歓迎です。

 

 

屋久島の季節に包まれて、

穏やかな心地でお作りした結婚指輪です。

昔ながらの手作業で、じっくりと丁寧に仕上げました。

 

お二人の暮らしに、ずっと寄り添ってくれますように。

生産と品質

糸鋸で金属の板や線を切り出し、コンコンと金槌で叩き、曲げ、火を当てて、また叩く――マリッジリングの制作は鍛金という技法によって一点ずつ丁寧に進められます。

 

制作開始から完成までの期間は約2ヶ月。

その間に、何度も細かな調整を行いながら、理想の形を追求します。

デザインの打ち合わせが1ヶ月で完了した場合、合計約3ヶ月でのお届けとなります。

挙式の日程などが既にお決まりの場合は、ご指定の納期にできる限り対応させていただきますので、前もってご相談いただけると幸いです。

 

price

Kei Nakamura Jewelleryでは、皆さま一人ひとりのお好みに合わせ、最高のジュエリーをご提案させていただいております。

お二人のライフスタイルに寄り添った、かけがえのないマリッジリング作りをお手伝いします。

オーダーメイドの指輪作りでは、使用する金属の種類や重さ、デザインの複雑さによって、指輪の価格が変動いたします。

同じデザインでも、シルバーよりもプラチナの方が高価になりますし、同じプラチナを使用しても、繊細なデザインの方が重厚なデザインよりもお手頃な価格になる傾向があります。

 

ご予算にあわせて、お好みのデザインや素材を重視して、などお二人のリクエストに合わせたご提案、制作を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

参考価格
silver ring 2本で¥120,000より 平均¥180,000程度
gold ring, platinum ring 2本で¥180,000から¥450,000 平均¥350,000程度

 

屋久島でつくる結婚指輪

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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返す中で、ジュエリーはより味わいを深めていきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、メンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身の大きな楽しみでもあります。

 

わたし自身の手で、心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

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インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

オーダーメイドジュエリーのカタログはこちらから

 

虹とプラチナリング。島時間で紡ぐ結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

まだまだ寒さが残る、屋久島サウスです。

 

それにしても、冬の澄んだ空気の中では、虹によく出会います。

2月の海に入るなんて!自分でも信じられないけれど 笑、水の中は驚くほどあたたかいのです。

 

この寒さが、いつものビーチに美しい波を運んできていたので、

朝一番の波に乗ってから、1日の制作を始めることにしました。

 

海に入った帰り道に温泉に寄るのが、冬のささやかな楽しみなのですが、

いつもここで日向ぼっこをしているネコ。

 

観光のシーズンをもう少し先に控えた屋久島ですが、静かな時間が流れるこの日々も、心穏やかなものですね。

なんとものんびりしたムードの中で、今日もジュエリーを作っています。

 

指輪作りの始まりは、屋久島サウスに訪れた数年ぶりの雪景色を眺めながら。

雪の日の朝に。プラチナリングの儚さと強さについて #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、アトリエです。

いよいよ、これからプラチナリングの表面を削り出していくところ。

彼女のリングは細く、体の一部のように馴染む仕上がりを目指します。

 

アトリエでお会いした際にお話ししたイメージを大切に、タッチを重ねてゆきます。

 

お二人とは同じ島で暮らしているので、日々の手仕事のことがよくわかります。

気がつけば、一日中手を動かしていることも多いですよね。

 

そのような毎日に優しく寄り添う指輪となるように。

手に馴染む確かな丈夫さを備え、そして何よりも、島の情景と響き合う、ぬくもりのある質感に仕上げていきます。

 

彼のリングは2.3mm幅で、安定感よく仕上げていきます。

細部を確認しながら進めていくので、作業中にはルーペが手放せません。

 

表面を丸く、側面をすっきりと仕上げるのは、もちろん彼女とお揃いのフォルムです。

 

二本のシンプルなリングには、ミル打ちという装飾を加えていくのですが、

その作業で使用するタガネを、これから作っていくところです。

 

完成までにまだ少し時間がかかりますが、これも島ならではの、指輪作りにじっくりと向かい合うことのできる時間なのかもしれません。

ゆっくりとしたリズムに、いつもお付き合いをいただき、本当にありがとうございます。

 

プラチナリングは、表面に続き、内側にも緩やかなカーブを削り出し、付け心地を柔らかにしていきました。

そして、紙やすりを使い、丁寧に磨きあげていく。

 

お二人のリングが少しずつ育まれてゆく時間もまた、愛おしく感じながら。

冬の指輪作りは続いていくのでありました。

 

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響き合う。屋久島からお届けする、小さな月のネックレス #イエローゴールド #夜光貝

海の月ネックレス 18k yellow gold, island shell

 

小さな月のネックレス。

屋久島の海からいただいた夜光貝に、k18イエローゴールドを組み合わせて作りました。

 

“夜に光る” という名の響きも素敵で、その輝きには月明かりに似た癒しを感じます。

ブルーや紫、オレンジ色が織りなす輝きに、屋久島の幻想的な時を重ねてしまうのです。

 

とくに意識しているわけではなけれど、つい空に月を探してしまう。

三日月でも、半月でも、朝の月も、あるいは雨の日だって。

月が側にあると思うと、なんだか嬉しくなる。

 

ときおり空を眺め、大きなリズムと響き合う。

その癒しの中で、わたし自身もジュエリーを作っています。

 

暮らしの中には、日々さまざまなことが巡るけど、いつも変わらない何かがあると思えると、勇気づけられるものですね。

 

削り出した夜光貝には、強いブルーの輝きが浮かび上がりました。

一つだけの月が生まれたように思います。

 

これから海を渡り、新しい時を優しく刻んでいきますように。

大切な節目にジュエリーをお迎えいただき、ありがとうございました!

 

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ふわり、あたたかなひかりを纏うように。菜の花のジュエリーを、屋久島からお届けしています

ふわり、

あたたかなひかりを纏うように。

菜の花をかたどったゴールドリング。

 

三つのお花にダイヤモンドを散りばめて、

k18イエローゴールドで作りました。

 

庭先の木漏れ日の下にそっと置いてみると、朝の柔らかな光と響き合うように見えて、

まるで屋久島に降り注ぐ祝福のように感じられました。

 

ナノハナの指輪 18k yellow gold, diamond

 

 

こちら屋久島では、まだ寒い12月から咲き始め、

散歩道や海岸沿い、車窓の向こうに、 日々の暮らしに馴染み深い風景が広がります。

 

なぜでしょう、菜の花畑を眺めていると喜びが溢れ、幸せな気持ちに包まれます。

 

そんな気持ちを皆さまとも分かち合いたくて、

菜の花をモチーフにしたジュエリーを作り続けてきました。

 

ナノハナのネックレス 18k yellow gold, diamond

 

小さく一輪。

さりげなく、それでいて印象的なネックレスが大好きです。

 

耐久性が高く、変色しない素材なので、

お守りのように、ずっとつけっぱなしできるのも嬉しいところです。

 

いつもの日々に、きらりと輝きを添えてくれますように。

 

 

ナノハナをモチーフにしたジュエリーは、

サイズをお好みに合わせ、お好きな素材でアレンジし、オーダーメイドでお届けいたします。

ご予算に応じたご提案も承っております。

 

サイズゲージの貸し出しも行っておりますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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ナノハナのピアス 18k yellow gold, diamond

 

まるで、野に咲く花を摘んで手渡すように。

大切な人へ、「ありがとう」の気持ちと愛を込めて。

お花を贈る日は、何よりも幸せに思えます。

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返す中で、ジュエリーはより味わいを深めていきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、メンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身の大きな楽しみでもあります。

 

わたし自身の手で、心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

結婚指輪の内側には、彼女のお名前にちなんで、菜の花の模様を彫刻いたしました。

 

 

風に揺れる菜の花を眺めていると、

なんだかとても優しい気持ちに包まれます。

 

さりげないけれど、

日々にそっと輝きを与えてくれる菜の花が大好きです。

 

この小さな幸せを、皆さまと分かち合えますように。

 

屋久島から心を込めて。オーダーメイドでお届けいたします。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

雪の日の朝に。プラチナリングの儚さと強さについて #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスの山々に、数年ぶりの雪が積もった。

朝、目を覚まし、何かの気配を感じて窓の向こうを眺めると、南国では見慣れない、白い情景が広がっている。

信じられないほど寒い。けれど、ワクワクする。

なんだか昔話のワンシーンみたいに、幻想的な1日の始まりだった。

 

 

南国の暮らしでは、短い冬はとても貴重なものなのかもしれない。

島の北部に暮らすお二人とは、同じ季節を分かち合いながら。

澄み渡る。屋久島の冬を分かち合う結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

「クラシカルなデザインのシンプルな指輪、のようなものを想像しています。」

彼から指輪作りのご相談をいただいたのは、島にまだ夏の強い日差しの余韻が残る、11月の終わりのことだった。

 

理想のスタイルだったり、暮らしの好みが近しい方との出会いは、まるで仲間ができたようで、心が躍る。

 

「縁あって出会った人と、これからの人生を一緒に歩いていく事になりました。」

彼が大切な想いを伝えてくれた。

 

この小さな島で生まれた繋がりを、とても愛おしく感じながら。

 

さて、アトリエです。

寒さに包まれていると、研ぎ澄まされる。

 

くるりとリング状に形成したプラチナに、酸素トーチの炎を当て、その両端をつなぎ合わせていく。

その温度は1000度以上まで上昇し、リングはオレンジ色の閃光を放つ。

強い眩しさから目を守るため、作業中はサングラスをかけなくてはならない。

 

この極限の温度から生まれる強度も、プラチナの魅力の一つであるように思う。

 

朝一番で訪れた温泉の近くでは、満開のヒカンザクラを眺めた。

ジュエリー作りの憧れは、儚さと、そのずっと奥の方に感じる生命の力強さのようなものにある。

今日も屋久島にありがとう。

 

1日の終わりには2本のリングを形成し、

これから始まる本格的な造形作業の下準備を無事に終えた。

目立たないけれど、仕上がりの美しさに関わる大切な工程だった。

その一つ一つを丁寧に作ることができたように思う。

 

シンプルを、印象的に

強さと、儚さと

 

島で暮らすようになり、相反するように思えるものが、自然の中で響き合い、一つの時間を作り出していることに気がついた。

その感動を、この小さなリングに表現できるとうれしい。

あるいは、それこそが、島に暮らすお二人と分かち合う想いなのかもしれない。

 

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澄み渡る。屋久島の冬を分かち合う結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

小さな森の散歩道。川沿いの日だまりには椿の花が咲き始めている。

木々の合間を抜け、降り注ぐ雨は氷のように冷たい。

冬の澄みきった空気を胸いっぱいに吸い込みながら、これから始まる指輪づくりのことを思い描いていた。

 

屋久島の北部に暮らすお二人と、同じ冬を分かち合いながら結婚指輪を作り進めている。

同じ島とはいえ、アトリエのある南部とは気候や植物が少し違っていて、それもまた面白い。

 

こちらでは、椿が咲き始め、タンカンの収穫で賑わいを見せている。

宮之浦では、きっと雪景色が広がっていることだろう。

 

一つの小さな島に紡がれた、お二人との大切な繋がりを想いながら、

これからタッチを加えていくプラチナを、澄んだ空気にかざして眺めた。

 

雨は上がり、差し込む陽光に照らされ、世界がキラキラと輝いていた。

雨の雫や緑のドットがゆらめき、まるで森の祝福のように煌めいている。

 

やっぱり島で過ごす冬が大好きだな、としみじみ思う。

この冬の歩みに寄り添うように、じっくりと手作業を進めていこう

 

 アトリエに戻ると、灯油ストーブの暖かさに包まれ、幸せな気持ちに満たされた。

さっそく作業机に向かい、プラチナをコンコンと叩き、丸く形作っていく。

仄暗い室内では、酸素トーチの炎が静かにゆらめいている。

窓から差し込む2月の陽光が手元をやわらかく照らしている。

 

こうして、屋久島の冬を分かち合う結婚指輪作りが始まった。

お二人と育んだイメージが、少しずつではあるけれど、形になり始めている。

 

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3.0mm and 4.0mm Moon Ring in platinum with diamond #屋久島でつくる結婚指輪

 

material: platinum, diamond
size: 3.0mm and 4.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

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月と星の結婚指輪、ふたりを結ぶプラチナリングの物語 #屋久島でつくる結婚指輪

月と星の結婚指輪、ふたりを結ぶプラチナリングの物語 #屋久島でつくる結婚指輪

プラチナリングに浮かぶ三日月と星。

咲き始めた河津桜の薄紅色に包まれて、夢のようでした。

 

お二人の結婚指輪が完成したのは、アトリエの近くで今年最初の河津桜が咲き始めた時でした。

いつもの散歩道。まだ冷たい風の中、ゆらめく桜の花びらを見上げると、喜びに包まれました。

その儚い美しさに永遠を想い、癒されました。

 

桜の下に佇んで、二つのリングをそっと重ね合わせてみる。

降り注ぐ陽光を受けて、プラチナが眩く輝いています。

 

リング幅は3mmと4mm

シンプルなスクエアシェイプのデザインです。

表面に削り出した三日月の模様が響き合い、二つのリングをひとつに繋ぎ合わせています。

 

その月に寄り添う星のように、一粒のダイヤモンドをセットすると、

小さな二本のリングの中に、たったひとつの時間が宿ったように感じられました。

それは、お二人の物語に紡がれた時間なのかもしれません。

 

見えないところではあるけれど、心に響く内側のデザインは大切にしました。

 

思えば、お二人とご一緒したオーダーメイドの日々も、今となってはかけがえのない時間です。

お互いに直感に導かれるように歩んできたように思うのですが、

制作を始める直前に東京でお会いできたのも、とても素敵なタイミングでした。

 

そのようにして生まれた指輪もまた、時間の中でそっと咲いた一輪の花のように感じるのです。

 

新月から数日が経ち、夕暮れ時には、東の空に上弦の月が登りました。

冷たい風に乗り、足早に流れる雲の合間から、見え隠れする柔らかな輝きを懸命に探すように空を見上げていると、

弓の弦が力いっぱい引かれ、世界に解き放たれる時の中にいるような、どこか力強い希望に満ちた感覚に包まれました。

 

このようにして、私たちもまた、新しい始まりを繰り返してゆくことができれば素敵ですね。

屋久島から、ご結婚おめでとうございます!

祝福と喜びに包まれたお二人の日々を思い描きながら。

 

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懐かしい気持ち。ゴールドとダイヤモンドでつくる花を纏う。 #屋久島でつくる結婚指輪

菜の花をモチーフにした指輪作りがひと段落をし、次はピアスの制作を。

お花のジュエリー作りは、もう少し続きます。

菜の花から季節を少し巻き戻すような感じになるけれど、こちらは冬の花であります。

 

気がつけば、ツワブキの季節もそろそろ終わりに近づいてきました。

それでも、庭の片隅にはポコポコと気持ち良さげに佇んでいて、

黄色い花が、手のひらを広げるように陽光を受けています。

その姿を眺めると、なんだかとても癒されるのです。

今年も大好きな花を眺めながら、ジュエリーを作ることができて嬉しい!

 

ピアスはシンプルに、直付けタイプといたしました。

それは、まるで花を摘んで纏うような、どこか懐かしい感覚かもしれません。

 

イエローゴールドとダイヤモンドでできたお花なら、ずっと身につけていられるのが嬉しいところですよね。

 

菜の花から始まった、お花シリーズのジュエリー作りは、ここで一旦ひと段落を迎えました。

いつも美しかった、屋久島の冬にありがとう。

 

リングとピアスにはダイヤモンドをセットして完成となる予定ですが、それはまた別のお話で。

出来上がりは、お二人が島にお越しになる日までのお楽しみに。

 

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制作編

静かな雨。シンプルな日々の手仕事。#菜の花の指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

静かな雨。シンプルな日々の手仕事。#菜の花の指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

しとしと柔らかな雨が降り始めている。

庭先では、知らぬ間に大きくなってきた若草が、朝の雫をたくさん抱いている。

そろそろ冬もピークを迎え、次の季節へと移ろい始める頃なのかもしれない。

「この雰囲気も久しぶりのことだなあ」と、春の湿度に満ちた日々を思い出していた。

 

ゴールドの小さなかけらを墨の上に乗せ、バーナーの火を当てると、まるで雨の雫のようにキュッと小さな球体になる。

かけらの大きさに変化をつけながら、いくつかの雫を少し多めに作っておいた。

 

今日が雨の日だったのも、素敵なタイミングだったように思う。

島の暮らしで何よりも大好きなのは、水の印象かもしれない。

 

菜の花をモチーフにした指輪作りも、いよいよ終盤に差し掛かっている。

 

 

イエローゴールドの板を切り抜いたり。細い線をくるりと巻いてつなぎ合わせたり。

一つだけの花、ナノハナの指輪を作る #屋久島でつくる結婚指輪

 

草花を摘んで纏うように、金属を柔らかに紡いでゆく。

島のジュエリー作りは、いつも子供心を思い出させてくれる。

 

雨上がり、ぽつりぽつりと雫をまとった菜の花。

やがて雲の隙間から陽光が差し込み、黄色い輝きがキラキラと揺れ始める。

その佇まいを何気なく見つめ、心を躍らせる。

日々に出会うささやかな喜びをジュエリーにして、分かち合うことができれば嬉しい。

 

 

小さな装飾を加えるのは、造形のリズムを整えるためでもあるし、実は、強度を高めるためだったりもする。

リングと花のつながりが揺るぎないものとなるように、小さな粒を一つずつ補ってゆく。

ゴールド粒の装飾は、少ないと寂しくなるし、多すぎると重たく感じられる。

細部のバランスやリングの繊細さを、アトリエでお会いした彼女の印象に重ねながら、作り進めていく。

 

火を使う工程をすべて終えると、作業場をざっと片付け、海の見える場所まで車を走らせ、夕暮れ時の潮騒に耳を澄ませた。

ダウンジャケットを着込んで車を降り、深呼吸をする。

うん、きっと明日も良くなる。

ただそれだけのことではあるけれど、このシンプルな日々が、何よりも幸せなことのように感じられた。

 

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