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屋久島からお二人へ、オーダーメイドで結婚指輪をお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島からお届けするオーダーメイドの結婚指輪、お二人の素敵な物語と。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

 

オーダーメイドの結婚指輪作りは、お二人とご一緒させていただきながら、ゆっくりと時間をかけた手作業となりますが、末長くご愛用いただけるよう、心を込めてお作りしています。

 

海の向こうに暮らすお二人とは、メールやお電話でデザインのご相談を重ね、サンプルリングをお送りして、大切な指輪作りのサポートをさせていただいています。

もちろん、屋久島のアトリエにお越しいただき、直接ご相談いただくことも大歓迎です。

 

屋久島の季節に包まれて、

穏やかな心地でお作りした結婚指輪です。

昔ながらの手作業で、じっくりと丁寧に仕上げました。

 

お二人の暮らしに、ずっと寄り添ってくれますように。

生産と品質

糸鋸で金属の板や線を切り出し、コンコンと金槌で叩き、曲げ、火を当てて、また叩く――マリッジリングの制作は鍛金という技法によって一点ずつ丁寧に進められます。

 

制作開始から完成までの期間は約2ヶ月。

その間に、何度も細かな調整を行いながら、理想の形を追求します。

デザインの打ち合わせが1ヶ月で完了した場合、合計約3ヶ月でのお届けとなります。

挙式の日程などが既にお決まりの場合は、ご指定の納期にできる限り対応させていただきますので、前もってご相談いただけると幸いです。

 

price

Kei Nakamura Jewelleryでは、皆さま一人ひとりのお好みに合わせ、最高のジュエリーをご提案させていただいております。

お二人のライフスタイルに寄り添った、かけがえのないマリッジリング作りをお手伝いします。

オーダーメイドの指輪作りでは、使用する金属の種類や重さ、デザインの複雑さによって、指輪の価格が変動いたします。

同じデザインでも、シルバーよりもプラチナの方が高価になりますし、同じプラチナを使用しても、繊細なデザインの方が重厚なデザインよりもお手頃な価格になる傾向があります。

 

ご予算にあわせて、お好みのデザインや素材を重視して、などお二人のリクエストに合わせたご提案、制作を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

参考価格
silver ring 2本で¥120,000より 平均¥180,000程度
gold ring, platinum ring 2本で¥180,000から¥450,000 平均¥350,000程度

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返す中で、ジュエリーはより味わいを深めていきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、メンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身の大きな楽しみでもあります。

 

わたし自身の手で、心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

オーダーメイドジュエリーのカタログはこちらから

 

Spring, Summer, Autumn, and Winter #YakushimaWeddingRingsStories

When I feel cold from the melting snow in the mountains on my feet, I know that spring has finally come to my island.

The sunlight has grown stronger, and the wind blows with more force.

Yakushima is now entering the season of fresh greenery.

 

I like living with the four seasons. Sometimes it’s too cold or too hot, and there’s often a lot of rain on this island.

But the seasons always give me a delicate and deep moments of reflection and expression.

I believe that Japanese tradition or art are rooted in these seasons, in close harmony with nature.

 

And I can feel we are connected through the delicate feelings we receive from Mother Nature.

I’m so happy to share something important with them across the ocean.

 

The octagon ring has taken shape cleanly and beautifully in 18k yellow gold.

The color of the satin finish feels soft and comfortable.

I can feel its solid weight in my hand.

I know I’ve somehow made it this far.

 

As a final touch, I will set the four sapphires in different colors on the ring.

He chose the colors to represent the four seasons.

 

Spring, Summer, Autumn, and Winter.

I hope this ring resonates with the heart, like the changing seasons.

 

Four Deer and an Octagon #YakushimaWeddingRingsStories

ありがとう。大切な 出会いを結ぶ指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

いつもより椅子をひとつ多くして迎えた相談会。

手と手を大切に結び合うようなひとときでした。

遠くから来てくれて、ありがとう!

 

相談会ではサンプルリングを囲みながら、素材のこと、デザインのことについてお話を進めていくのですが、

目の前にいる三人の中にある大切な想いや事柄が、つながり、響き合って、

新しい何かが静かに生まれてゆく、心に響くひとときでもありました。

 

日々のひとつひとつが少しずつ積み重なり、今という瞬間が形づくられていると思うと、
これまでのすべても、三人で過ごすこの時間もまた、とても愛おしく、かけがえのないものに感じられました。

 

高知にお住まいのお二人と、ケープタウンから高知にやってきた彼女と、わたし。

共通していたのは海のすぐ近くに暮らしていることでした。

わたしはどちらの場所も訪れたことがあったので、その20代の頃が懐かしかった!笑

 

そうなると、自然と手に取るリングは海や波にまつわるデザインになるのだから、暮らしって面白いです。

お二人が選んでくれたのは、プラチナとイエローゴールドのリングの表面に、柔らかな波のリズムを刻んだデザインでした。

 

お二人と私がリングを手に取っているシーンを、友人の彼女が写真に収めている。

開け放った窓から吹き込んでくる風が心地よくて爽やかだ。

さっきまで真っ白だったスケッチブックは、たくさんの文字や数字でいっぱいになっている。

確かにここに、新しい時間が積み重なっていく。

 

小さく芽生えた希望のような輝きを、大切に育むようにして、

私たちの指輪作りは始まりを迎えたのでありました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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Four Deer and an Octagon #YakushimaWeddingRingsStories

Lately, four deer have been living in front of my studio.

Meanwhile, I’ve been working on their wedding band, and we’ve promised to meet in Kyoto next month.

 

Maybe they’re a family, I guess the second one from the right is the mother.

It’s pretty rare to see them gathered in a group during the day.

We looked into each other’s eyes for over a minute. I felt something sacred.

 

He asked me to make his ring in the shape of an octagon.

The octagon is known as a lucky shape in many parts of Asia.

The number 8 is said to represent expansion and prosperity, symbolizing infinite growth. In Japanese, this idea is known as ‘Suehirogari’.

 

I had been carving yellow gold all day -boldly and deeply-, of course, with the joyful feeling of ‘Suehirogari’ in my heart.

 

The Beginning of a Story of Creating Wedding Rings, Shared with Them #YakushimaWeddingRingsStories

春のひかり。屋久島で育む結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

アトリエのご近所からお越しいただいたお二人と、

待ちに待った結婚指輪の相談会。

春の陽光があふれるように降り注ぐ、麗らかな昼下がりでした。

 

「ほんと、今日から急に暖かくなりましたねー」と、嬉しさいっぱいでお話ができるのも、島暮らしならではの喜びだと思います。

育った場所も、年代も違っているけれど、

大切な場所で、つながっている。

屋久島が紡いでくれたこの出会いに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

七夕のご入籍日に間に合うように。

お二人の想いから始まった相談会です。

 

テーブルには、素材のサンプルと、リクエストをいただいていたデザインを並べ、

ひらめきに任せるように、リングを手に取っていただきました。

 

途中、「どんな出会いだったのですか?」なんて、お二人にまつわるお話をできたのも楽しくて!

島でのお仕事のお話だったり、案外、こうした何気ない会話が、

デザイン作りにインスピレーションを与えてくれることもあったりするのです。

 

憧れのリングのイメージを、しっかりと抱いていた彼女。

その新しい世界との出会いを楽しみながら、しっかりと受け止めている彼。

 

デザイン作りは、まるで日々の会話のように、

自然なやりとりの中で、ゆっくりと進んでいったのがとても印象的でした。

 

そして、最後にしっかりとサイズを確認して、

お二人の素敵なデザインが生まれました。

 

数時間前までは、まだ何もなかったのに。

小さな息吹のようなものを一緒に育むことができたような気がして、胸が高鳴りました。

 

相談会の終わりには、コーヒーを作って、一緒に飲んで、ほっと一息を。

庭先では今年最初のハイビスカスが花を咲かせ始めています。

 

このようにして、わたしたちは指輪づくりの第一歩を、ともに踏み出しました。

 

ゆっくりとして、力強い。

なんとも屋久島らしい時間です。

 

同じ島に暮らすお二人との結婚指輪作りを、

どうぞあたたかく見守っていてください。

 

 

 

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満ちるぬくもり。屋久島からお届けする、白ユリのネックレス #屋久島でつくる結婚指輪

ユリのネックレス silver, 18k yellow gold, diamond

 

屋久島に春が訪れ、若々しい緑が芽吹き始めました。

透き通る朝の光。

満ちるぬくもりの中で眺めたユリのネックレス。

 

爽やかな春風にゆらめき、凛と輝くように咲く白ユリ。

その気品にはダイヤモンドがよく似合います。

 

1cmほどの小さなペンダントトップの中央には、

一粒の輝きをイエローゴールドで包み込むようにセットいたしました。

 

重なり合う花びらをシルバーでお作りすると、ふわりと柔らかに仕上がって、

あの清楚な香りを思い出しました。

ああ、ユリの季節が待ち遠しい!

 

大好きなユリの花をモチーフにしたネックレスは、これまでに何度も作ってきましたが、

手作業から生まれるジュエリーは、いつもそれぞれの表情を持っています。

その多様性が、野に咲く花のようで、愛おしく感じるのです。

 

あと1ヶ月もすれば、庭先や散歩道に咲き始める白いユリ。

朝、目を覚ますたびに、新しい花が開いている。

その小さな命ひとつひとつが美しく感じられます。

 

ネックレスはケースに収め、リボンを巻いておきました。

大切な贈りものにお選びいただき、ありがとうございました!

屋久島に漂う、柔らかな春の風とともに、お届けできますように。

 

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The Beginning of a Story of Creating Wedding Rings, Shared with Them #YakushimaWeddingRingsStories

Making a wide ring with precious metal is always exciting.

While working at my desk, I can feel the Earth’s vibrations through it.

 

Little by little, his ring took shape, flowing with the rhythm of time on Yakushima Island.

To make it easier to work with, I had to put it in the fire many times to soften it.

The process was slow, but also peaceful and enjoyable.

 

It’s been four years since I made their engagement rings.

I was so happy when they reached out again to tell me about their marriage!

 

This is the beginning of a story of creating wedding rings, shared with them.

I will make three rings and I hope to hand one of them over in person.

 

Yes,  they are actually coming to Japan this month, and we will meet in Kyoto!!

 

 

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tel: 0997-47-3547

 

From Yakushima Island to California. Visited the autumn forest with their one-of-a-kind wedding rings.

ナノハナの指輪 #18k #yellowgold #diamond #屋久島でつくる結婚指輪

material: 8k yellow gold, diamond
size:花約7mm、5mm リング2.2mm

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

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屋久島サウスに漂い始めた春の風と、ナノハナの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

2.3mm and 1.2mm Platinum Rings with Mill-Grain Texture

material: platinum

size: 1.2mm and 2.3mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

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雨の記憶と結婚指輪。屋久島で生まれるミルグレイン・プラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

時の巡り。響き合うリズム。#屋久島で作る結婚指輪

去年の冬に始まったお二人の結婚指輪作りも、いよいよ佳境に入ってきている。

達成感のような晴れやかさもあるし、なんだか少しだけ、名残惜しさも感じる。

 

屋久島の南部では、新緑の若葉が芽吹き始めた。

雨が多くなり、春を告げる強い風が吹いている。

冬の間、あれほど静かだった島には、春休みを迎えたツーリストの姿をたくさん見るようになった。

市場に並び始めたイチゴは、甘くてとても美味しい。

新しい季節の始まりだ。

 

プラチナリングの表面は、サンドペーパーを使い、段階的に少しずつ質感をなめらかに整えていく。

シックではあるけれど、造形を洗練させていく重要な工程である。

 

表面に続き、内側も、しっかりと磨きをかける。

ここは付け心地に響く大切なところ。

柔らかにカーブを描くように削り出したフォルムと指が寄り添う感覚を楽しんでいただけると嬉しい。

 

無事に磨き作業を終え、夕暮れ時の柔らかな光の中で、二本のリングを眺めた。

 

時の巡り。響き合うリズム。

 

屋久島の季節に、ありがとう。

お二人との素敵な出会いに、ありがとう。

 

小さな気配を感じ、ふと見上げると、鹿。

30秒ほど、お互いに動かずに見つめ合っていた、静かなワンシーン。

 

そういえば、庭先にはメジロもたくさん集まってきていたし。

なんだか昔話みたいな、神秘的な日々だったなあ。

 

さて、お二人のリングには、内側に刻印を施していよいよ完成となるわけだけど、

その頃にはもう少し暖かくなっているだろうから、リングを持ってまた海に出かけてみようかと思う。

私たちが大好きな海と響き合う結婚指輪のお話は、もう少し先のお楽しみに。

 

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制作編

シンプルな手仕事。プラチナに刻む、波のリズム #屋久島でつくる結婚指輪

シンプルな手仕事。プラチナに刻む、波のリズム #屋久島でつくる結婚指輪

3月も半ばにさしかかり、植物の成長がすごい。

芝生は青さを取り戻そうとし、小さな花々はこぞって太陽の光を求めている。

朝、目を覚ますたびに、世界が新しくなっている。その力強さに勇気をもらいながら、今日も作業机に向かっている。

 

一度きりの季節を分かち合う、オーダーメイドの指輪作りは旅のようで楽しい。

シロツメクサ、サクラにメジロ、波と風にまつわるプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、今日にアトリエです。

くるりとリングになったプラチナの表面を削り出していく大切なところ。

目の荒さを変えた鉄鋼ヤスリを合計4本作業机に用意して、二本のリングと長い時間向かい合うことになる。

全ては手作業で行う工程なので、その時の心情やフィジカルなコンディションが、微妙なタッチの揺らぎとなり、リングの表情に映し出される。

デザインは同じであっても、それぞれが一つだけ美しさを持って生まれるのは、野に咲く花に似ているのかもしれない。

そう思うと、今、この瞬間がいっそう大切なものに思えてくる。

 

一番大きなヤスリを使い、リングの表面に波のリズムを刻んでいく。

その周期が滑らかなものとなるよう、ここまで一気に手を進めた。

まだまだ荒削りではあるが、端正なフォルムが見えてきたように思う。

 

それにしても、金属をこれだけ大きく削り出すのは、思いのほか力を使うものだ。

左腕をぐるぐると回し(左利きです)、ヤスリを一段階細かいものに持ち替えて、再び作業に戻る。

同じようなタッチを繰り返しながら、そのフォルムを少しずつ研ぎ澄ませていく。

 

静かでシンプルな時間の中、胸が高鳴るのは、自然に感じる喜びとどこか通じている気がする。

そのような響きの中で、お二人と繋がっているのかな、とも思う。

 

1日の終わりには、細く波打つラインがリングの表面に現れた。

そのラインのエッジだけが、1日の始まりから一度も触れることなく残り、そのほかの部分は大きく削り出されている。

新しく造形された曲面には、プラチナの生々しい輝きを見ることができる。

作業台の上では、プラチナ片がデスクライトの光を受け、小さな輝きを散りばめていた。

その艶めく煌めきが、とても綺麗だなと思った。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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