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屋久島サウスのグァバ。お料理と結婚指輪作り。ものづくり、幸せな瞬間。

10月最後の日曜日です。

地域で一番大きな木のところに公民館があって、

今朝はそこまで選挙の投票に行きました。

 

アトリエに帰るとご近所のカンノさんが畑で採れたグァバを持ってきてくれた。

グァバと一緒にある小さな緑はフュージアという名前らしい。

酸っぱいのかなと思ってドキドキしながら二つに切って食べてみると洋梨のように甘くて!

二つ三つ、パクパクと新感覚に魅了されたのでありました。

 

グァバもまずはそのままいただいて、からの

夜ご飯には“チキンソテー グァバのスイートサワーソース”を作りました。

中華風の甘辛味でございます。

 

ついつい新作料理を作りたくなったのは、

ちょうど今作ってる結婚指輪を届けるお二人がお料理のお仕事をされているからかも。

パンとか、イタリアのワインとか、

しずくギャラリーでも美味しいお話で盛り上がったなあ。。

そして、

ジュエリー作りでも火を使います。

 

今日は彼のリングから。

彼が選んでくれたプラチナ素材に酸素トーチで約1000度の火をかけています。

こうすると金属が柔らかに焼きなまされて作業をしやすくなるんです。

 

プラチナ素材の寸法は1.7mm×2.4mmと、

男性にしてはなかなかの繊細なボリュームであります。

 

そこからさらに削りを入れて、抑揚のある線を作ることになるので、

プラチナは一番硬くなる配合を選択いたしました。

 

リング状に丸く造形するときもかなりの力を必要としたので、これは頑丈に仕上がるだろう。

platinum900 

 

リングの中に太い部分と細い部分があるの、わかりますか?

一番太いところで2.3mm、一番細いところで1.6mm

すこしの違いだけど太さの強弱があるだけでこんなにも動きや変化を感じられるのが面白い。

 

動きや変化。

くるりと指の中で動くたびに、見る角度を変えるたびに、

新しい表情と出会うような。

お二人のリング作りではそのようなテーマを抱いてます。

ここからもう1ステップ、

そしてさらにもう1ステップ。

 

手を加えるたびに指輪が息吹を帯びてくる。

その瞬間と向かい合うことができるのは

ものづくりをしていて幸せな瞬間だなと思う。

 

明日もまた、ジュエリー作りは続きます!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

始まり編

プルメリア、プラチナ、ピンクゴールド。秋の屋久島で始める結婚指輪作り。