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それぞれの個性を作る。シンプルラウンドシェイプ 結婚指輪の叩き模様とプレーン仕上げ。#屋久島 #海とジュエリー

台風18号のうねりが、いつものビーチに届いた。

ホント夏のような1日で、陽差しが眩しかったー!

 

朝から波に乗って、気がつけばもう13時を超えていて、

海から上がって、お腹がぺこぺこなことに初めて気がついた。

お昼は大盛りのヒジキとご飯にいたしました。

しかもヒジキおかわりのダブルですw

 

ひじきは砂糖の代わりに薄くスライスした玉ねぎを甘くなるまで炒めて

一緒に煮込むのがお気に入りで、

これは数年前にmoss ocean houseの友香先生に教わったのですが、

それ以来玉ねぎ入りのヒジキにすっかりハマってしまい、

作るたびに、どんどん玉ねぎ量が増え続けてる笑

 

 

さてアトリエです。

同じ屋久島に暮らすお二人の結婚指輪作りもいよいよラストスパートに。

鉄鋼ヤスリ片手に彼のリングの造形をはじめました!

 

彼が選んでくれたのはシンプルなラウンドシェイプ のデザイン。

彼女の叩き模様仕上げがあって、彼のプレーン仕上げがあって、

同じラウンドシェイプ でも、

それぞれ違ったチョイスになるところが結婚指輪作りの面白いところ。

それぞれの個性を作るように、

一つ一つのタッチを重ねていきたい。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

一つだけの表情を生み出したくて。すっきり細身、槌目模様のプラチナリング作り #屋久島でつくる結婚指輪

一つだけの表情を生み出したくて。すっきり細身、槌目模様のプラチナリング作り #屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時、海に向かう途中、

ふと懐かしいピンク色が目に入って車を停めてみると、

やっぱり!サキシマフヨウの花が咲いていました。

今日から10月ですね。

咲き始めた秋の花とともに、今月もよろしくお願いします。

 

それにしても、

屋久島の秋色にはいつまでたっても夢中になってしまう。

サキシマフヨウに淡ピンクに澄み切った空のブルー、燃えるようだった朝焼けのオレンジ、月桃の実色づきも、

彼と彼女も同じ秋の色を眺めているのかなあ。

ちょうど今、同じ島に暮らすお二人の結婚指輪を作っています。

昨日までの作業で荒く削り出したプラチナリング は

紙やすりで表面を滑らかに磨き上げて、つるりとしたリングといたしました。

 

スッキリ細身、

柔らかなラウンドシェイプ のアウトライン。

色はダークトーンの銀白色で、

その中にとても明るい白と深い黒が共存するのはプラチナならではのコントラストだろう。

手にしなくても、繊細なフォルムからプラチナの重みが伝わってきた。

 

これが土台となって、これからさらなる装飾を一つ、二つ、三つと重ねてゆくことになっている。

彼女のアイデンティティや、好きを集めた結婚指輪作りです。

そして、奥に置いてあるハンマーを手に取る。

 

表面がキラリとしているのは

その輝きをスタンプするように、プラチナに映しこむためなんです。

接触すると、輝きや、硬さまでもが共鳴する。

金属の性質でありますが、なんだか私たちとも似ているような。

 

コンコン。慎重に。でも力強く。

 

一度きりの作業。

そこから生まれる一つだけの表情があります。

角度を変えてコンコン。何度も角度を変えて。

 

一度だけの作業は動画にも収めました。

うん、いい具合です。

プラチナはこうして叩くと硬く仕上がるので、

細身のスタイルでも確かな手触り感じました。

 

 

ここでリング幅1.9mmに。

 

叩く前よりもサイズは大きくなって、

スッキリ細くなりました。

 

着地地点イメージに近づいてきたところで、

今日の作業はここまで。

 

 

 

そして海へ。

台風ウネリが少しずつやってきています。

なんか、空の真ん中に虹色が見える!

海の中で出会った不思議。

今日のコレクション。

なんでもないガラスのかけらだったけど、

少し迷ってポケットに入れて帰りました。

 

日々がいつも新しい楽しみを与えてくれますように。

また明日、ここで!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

結婚指輪作り、幸せな屋久島時間。デザイン作りで生まれたアットホームな空気が懐かしい!