造形を終えたプラチナリング を朝の光の下で眺めていたら、
七色の光が現れた。
それにしても彼のリングを作っている間はよく虹に出会うものだ。
もしかして、虹男??
作業の始まりにはダブルレインボーもありました。
こんなに虹率が高いのは
屋久島で生まれて、屋久島で育った彼だから、
もしかすると島とリズムが近しいのかもしれないし、
もしかすると、彼は毎朝欠かさず生まれ育った海岸のクリーンナップを続けているからかもしれない。
現れては消えそうになる七色の光を大切にしながら
そんなことを考えていた。
2.3mm round in platinum
普遍的なデザインである、シンプルなラウンドシェイプのリングを、
つけ心地柔らかに、カスタムメイドで作るのが得意です。
「僕はシンプルなラウンドシェイプ で」
彼がデザインをリクエストしてくれた時、
やったぞ!と密かに胸の奥でガッツポーズでした笑
と言うのも、
普遍的なデザインだからこそ、
作り手の個性が表れたり、
使う人の暮らしに合わせてみたり、
オーダーメイドで作ると“人”が色濃く反映されるのが面白くて。。
わたくしなりの、ラウンドシェイプ のデザインはあるけれど、
つけてくれる人との出会いがあって、
どんな化学反応するんだろうと、いつまでたっても夢中になっている。
20号と大きなサイズの彼のリングは
思い切ってすっきり細身のデザインを選びました。
丈夫にお使いいただけるように、しっかりと厚みをつけて。
でも、見た感じは軽やかな印象となるように、側面から内側を柔らかにカーブさせる。
こうするとつけ心地も柔らかくなって、とってもフレンドリーなんです。
彼女のリングと重ね合わせてみる。
ラウンドシェイプのアウトライン とプラチナ素材。
お二人が選んだ結婚指輪のお揃いがあって、
そこに、それぞれの個性を作るように、叩き模様とプレーン仕上げを施して仕上げると、
違っているのに、いや、違っているからだろうか。
なんか、ムッチャ親密な雰囲気が伝わってきた!
さてさて、お二人の指輪作りは
ここからあといくつか秘密の作業が用意されてまして。
わたしも出来上がりが楽しみで仕方ありませんが、
この続きはもう少し先のお話に。
出来上がる頃は屋久島も、もうすっかり秋本番になってるのかなあ。
波打ち際を歩いたら、まだまだあたたかくて、夏を感じた海の水。
ああ、夏、もっとここにいて欲しい。
夕暮れ時にはこんな景色も。
でもクリームシチューやサツマイモも食べたいし!
嬉しい悩み多き季節の屋久島サウスより。
皆さま、どうぞ素敵な週末を。
素敵なジュエリーライフを。
制作編
相談会編